音楽的

Kooksが『Junk of the Heart』に詰め込んだ濃密なポップソング

Kooksの『Junk of the Heart』を聞いています。 英国の代表的なギターバンドとして認識されているKooksですが、サードアルバムになる『Junk of the Heart』は思い切った作品に仕上がっていると思います。今作『Junk of the Heart』は一言で言えばギターサウ…

R.E.M.の解散

すでに様々なメディアで取り上げられていますが、R.E.M.が解散しました。今年発売された最新作『Collapse into Now』が総決算的な内容で素晴らしく、本当に最後まで最前線のままの見事な解散としか言い様がありません。31年間のキャリアで15枚のアルバム、メ…

Manic Street Preachersの『National Treasures - The Complete Singles』の国宝仕様

Manic Street Preachersのシングルコレクション『National Treasures - The Complete Singles』(冷静に見ると結構凄いタイトル)が発売になります。 前回のベスト盤『Forever Delayed』が2002年の発売なので、時間が経つのは早いものです。今回のベスト盤は…

GiNGER×JACKDAW4がかけた魔法の一夜

という事でGiNGER(THE WiLDHEARTS)の来日公演に足を運びました。心配していた通り客の入りは悪かったのですが、物販には人が並び活気がありました。以下感想です。

WHEATUS, THE STORY OF THE EGGS

このPVは泣ける。INDYWOOD FILMSは素晴らしい仕事をしていると思います。

GiNGER (THE WiLDHEARTS)の来日公演のチケットを購入

GiNGER (THE WiLDHEARTS)の来日公演が開催中。何と福岡にもやってきてくれます。福岡にライブで開催する海外のアーティストが激減する中、福岡にやってきてくれるだけでも大変ありがたい。という事で前売チケットを昨晩購入したのですが、まだまだ整理券番号…

Red Hot Chili Peppersの『I'm with You』が軽やかで枯れながらも瑞々しいサウンドに仕上がった理由

Red Hot Chili Peppersの『I'm with You』を聞いています。 ご存知の通り、Red Hot Chili Peppersの新作『I'm with You』はJohn Fruscianteの脱退後のアルバムで、大きな変化をもたらしたアルバムです。事前に予想された通り、アルバムには賛否両論の声が寄…

Viva Brotherの『Famous First Words』で思い出すあの時代のバンド

Viva Brotherのデビューアルバム『Famous First Words』を聞いています。 前評判ではブリットポップの申し子的なバンドだと方々で書かれており、確かにアルバムを聞いた第一印象としては90年代のUKロックを凝縮させた様な美味しいところ取りのアルバムになっ…

Locksleyの『Locksley』は最適最強の入門盤

Locksleyのアルバム『Locksley』が発売になっているのでご紹介。 突然発売された感のあるLocksleyのアルバムですが、これは新作ではなくファーストアルバム『Don't Make Me Wait』とセカンドアルバム『Be In Love』を一枚に再編集したベスト盤的な一枚。新曲…

Puffyの「Sweet Drops」と大和田

Puffyの「Sweet Drops」が良いですね。モーグ満載でポップな仕上がりですが、聞き覚えのあるこのメロディはきっと「I Fought The Law」。雰囲気的にもThe ClashというよりThe Cricketsのバージョンを喚起させられます。 作詞・作曲は久し振りに楽曲を提供す…

岡村靖幸の『エチケット』で届けられたリアレンジ

昨日の続き。 岡村靖幸の『エチケット』パープル盤とピンク盤を聞いています。パッケージの価格はネックになるものの、内容は素晴らしかったので取り合えずレビューを。 まず聞いて驚くのは岡村靖幸の声がシッカリと出ているという事、そして単なるセルフ・…

岡村靖幸コップと『エチケット』が届く

という事で、『エチケット』が届きました。岡村靖幸 公式HP 準備サイトで発表されていたタワーレコードの特典であるコップに惹かれてタワーレコードで久し振りに購入。無事に到着致しました。HPをシッカリと確認せずにコップが2個届くと思っていた事は内緒で…

They Might Be Giantsの『Join Us』は久し振りに届けられた大人向けのアルバム

They Might Be Giantsの大人向けのアルバム『Join Us』が発売されているのでご紹介。 They Might Be Giantsは1986年に発売された『They Might Be Giants』でデビューを果し、次々とコンパクトなポップソングを生み出し、所謂ひねくれポップ職人といった形容…

Bowling for Soupが『Fishin' for Woos』で釣り上げたリスナーの信頼

Bowling for Soupの『Fishin' for Woos』が最高だったのでご紹介。 Bowling for Soupの『Fishin' for Woos』は11枚目のアルバムになります。Bowling for Soupは1994年のデビューからインディーズ時代に4枚のアルバムを発売しており、メジャーデビューアルバ…

Fountains Of Wayneが『Sky Full of Holes』で響かせるギターと辿り着いた場所

Fountains Of Wayneの『Sky Full of Holes』が素晴らしい作品に仕上がっていたのでご紹介。 Fountains Of Wayne待望のニューアルバム『Sky Full of Holes』が発売になりました。『Sky Full of Holes』はFountains Of Wayneの5枚目のアルバムになりますので19…

OOPS! Music Communityのリニューアルで考える

OOPS! Music Communityさんからコミュニティ機能がなくなるそうです。 以下サイトから引用。 OOPS!はこのたび、大部分のコミュニティー機能を廃止することに致しました。 OOPS!は、もともとコミュニティー・サイトとしてスタートしましたが、近年さまざまな…

Katy Bが『On a Mission』で証明するダブステップ・ガラージとの融合

Katy Bの『On a Mission』を聞いています。 Katy Bといえば今流行のダブステップや、ガラージのアーティストとして取り上げられるわけですが、正直なところ、ダブステップとガラージなどのサウンドの分類がシッカリと出来るかといえば出来ませんし、Katy Bに…

Lenkaが『Two』で広げた世界と変わらない魅力

オーストラリアのシンガーソングライターLenkaのセカンドアルバム『Two』のレビューを遅ればせながら。 デビューアルバムである前作『Lenka』がオーソドックスで良質なポップソングが並んでいた事から比べると、今作『Two』はエレクトロな要素が取り入れられ…

The Viewの『Cutting Corners EP』で考えさせられたフォーマット

The Viewの『Cutting Corners EP』を聞いています。 『Cutting Corners EP』はアルバム『Bread & Circuses』でViewらしいギターサウンドを聞かせてくれていた「Sunday」を中心とした全5曲入りのEP。他の収録曲のうち「Happy」はアルバムに収録されていますの…

THE MUFFS JAPAN TOUR 2011決定!

マフスのはてなさんで知ったのですが、The Muffsの来日が決まっています!7年振りの来日なので、かなり久しぶりな感じ。ニューアルバムの発売も楽しみなのですが、その前に嬉しいニュースです。いやホント元気が出ました。THE MUFFS JAPAN TOUR 2011に関して…

SNOOZERの廃刊について今更考える

という事で今更ですがSNOOZERの廃刊について少々。SNOOZERに関しては自分より若い世代の方が直接的な影響を受けた音楽雑誌だと思いますし、実際に創刊時はROCKIN'ONのライターの人が創刊した雑誌という認識程度で購入はしていませんでした。でも周りが購入し…

追悼Amy Winehouse

Amy Winehouseが亡くなった。天才型で破滅型のアーティストだったから、こんな日がいつか訪れる予感は誰しもにあったのですが、出来ればCourtney Loveの様にサヴァイブしていって欲しかった。環境とか周りの人間に恵まれなかったからというのは、もちろんそ…

Tom Vekが『Leisure Seizure』で果した突然のカムバック

Tom Vekと聞いて何人の方が「ああ、あの!」と思っていただけるのか分かりませんが、久し振りにセカンドアルバム『Leisure Seizure』を届けてくれました。 2005年に発売されたデビューアルバム『We Have Sound』がBeckに賞賛されるなど、当時は話題になった…

ゆずから届いた岡村靖幸へのエール

ゆずの7/20に発売される配信限定シングル「LOVE&PEACH」が凄い。楽曲は「いちご」路線のちょっぴりエッチでアッパーなダンスチューンで、畳み掛ける様な単語の言葉遊びも面白い北川悠仁らしい楽曲なのですが、このイメージロゴがとてつもなくアレに似ていま…

weezer来日公演とthe weezer cruiseに参加したい

WEEZER JAPAN LIVE 2011 “Memories & Best of”で来日公演中のweezer。昨日は「Best of & Blue Album」という事で非常に盛り上がったようです。セットリストを見ていたら「Devotion」「Longtime Sunshine」「Jamie」という貴重な楽曲をベストのパートで演奏し…

Cakeの『Showroom of Compassion』が対照的な盛り上がりを見せる

流れに乗って年頭に発売されていたCake待望のニューアルバム『Showroom of Compassion』のレビューです。 前作『Pressure Chief』が2004年発売だったので、かなり久し振りの新作(間にEPとB面集『B-Sides and Rarities』の発表はありましたが)ですが、一切…

Gomezが『Whatever's on Your Mind』で辿り着いた桃源郷ポップス

Gomezの7枚目のアルバム『Whatever's on Your Mind』を聞いています。 Gomezは1997年にデビューを果たしていますので、すでにベテランバンドの域に達しているといえると思います。そんなGomezのニューアルバム『Whatever's on Your Mind』は、ベテランバンド…

Take Thatの『Progressed』の楽曲が『Progress』に未収録だった理由

Feeling『Together We Were Made』とSophie Ellis-Bextor『Make a Scene』をご紹介した流れに乗ってTake That『Progressed』のご紹介です。 『Progressed』は2010年のモンスターアルバムであり大傑作である『Progress』をアップデートする形で8曲入りのEPを…

Sophie Ellis-Bextorの『Make a Scene』に集う豪華なプロデューサー

Feelingの『Together We Were Made』をご紹介した流れに乗って、ベースのRichard Jonesの嫁であるSophie Ellis-Bextorのニューアルバム『Make a Scene』をご紹介です。 『Make a Scene』の概要に関しては何度か当ブログでもご紹介しているのでザックリと書き…

The Feelingの『Together We Were Made』で楽しめる圧倒的なボリュームと思い切った構成

The Feelingの『Together We Were Made』が到着!という事で聞き倒しています。今作は『Together We Were Made』は以前も記事にした通り、Sophie Ellis-BextorとRóisín Murphyに加えてボーナスディスクではBetty Booをフューチャリングしている事からも分か…