OOPS! Music Communityのリニューアルで考える

OOPS! Music Communityさんからコミュニティ機能がなくなるそうです。 以下サイトから引用。

OOPS!はこのたび、大部分のコミュニティー機能を廃止することに致しました。
OOPS!は、もともとコミュニティー・サイトとしてスタートしましたが、近年さまざまなソーシャル・メディアが普及し、大型ECサイトSNS、個人ブログなどによって、作品レビューの執筆や音楽を通じた交流が容易に出来るようになりました。そういう背景のもと、OOPSの〈レビュー〉をはじめとするコミュニティー機能は役割を終えたと考えております。
実際に、現在のOOPS!において、ユーザのみなさまが主に利用しているのは、〈ニュース〉と〈特集・コラム〉です。今後はそれらをより読みやすく、より楽しめるものにすることに注力していきます。そのために今回、サイトのデザインを一新し、コミュニティー機能を閉じることになりました。
これまでのコミュニティー機能のご利用を、心より感謝しております。ありがとうございました。
新デザインの導入は9月8日を予定しております。新しくなるOOPS!をよろしくお願い致します。
リニューアルで終了する機能:
•アーティスト解説
•お気に入り
•メッセージ
•マイページ
ディスコグラフィー(レビュー)
•わたしの1枚
•メモ帳
•〈口コミ情報〉の投稿
OOPS!編集部

ご存知の方もいらっしゃると思うのですが、以前自分も音楽コミュニティサイトの設立を目指していました。残念ながら、その計画はプログラマーのリタイアにより、志半ばにして実現が出来なかったのですが(あっでもまだ諦めてないですよ)、そのサイトがOOPS!さんと機能的に被っている部分もあった為、情報サイトとしてだけでなく、その運営も興味深く拝見させて頂いておりました。
細分化していく音楽業界の中で、いかにコミュニティに人を集め質の高い情報を提供出来るか、それと共に盛り上がりや賑わいを演出する事が出来るかという事が、音楽コミュニティサイトの一番のキモになる部分だと思うのですが、その辺が非常に難しいという事をOOPS!さんのコミュニティ機能の廃止で改めて考えさせられました。情報があっという間に流れていき、音楽が消耗品の様に扱われる時代ですので、タイムリーなライブ感は重視されど、情報の蓄積の意義が薄れているのも確かで、音楽雑誌媒体も衰退している事もあって、より深く音楽を聞く環境やその為の情報の取得は難しくなってきているのではないかと感じています(特に海外の音楽を知るという意味では)。いやもちろん、本当に好きな人は海外のサイトやアーティストからの発信で、積極的に情報を取得していくのですが、英語アレルギーが蔓延する島国日本で、そこまで追いかける人がどこまでいるのかは疑問で、結局音楽リスナーの裾野が広がるのではなく、よりニッチなものはニッチになり、大衆化する音楽との二極化が進んでいくのではないかと思います。
自分に出来るのはこれからもニッチになりそうな音楽が少しでも大衆に届くように、何らかのアクションを起こしていく事。そんな大層な事ではないのですが、恩返しはしたいと思っております。なにはともあれ、OOPS! Music Communityというサイト名からコミュニティの部分がなくなってしまう事は大変残念ですが、リニューアル後のOOPS!さんを今後も見守っていきたいと思います。