Locksleyの『Locksley』は最適最強の入門盤

Locksleyのアルバム『Locksley』が発売になっているのでご紹介。
突然発売された感のあるLocksleyのアルバムですが、これは新作ではなくファーストアルバム『Don't Make Me Wait』とセカンドアルバム『Be In Love』を一枚に再編集したベスト盤的な一枚。新曲は収録されていませんが、今年の1月に投げ銭方式で発表されていた「Oh, Wisconsin!」という楽曲も収録されています。という事で個々の楽曲に関しては取り立てて書く事もないのですが、Locksleyのキャリアが一枚にまとめられた『Locksley』というアルバムはその楽曲の魅力を改めて認識出来る一枚になっています。『Locksley』は選曲のバランスと構成も良いですし、まるでライブのセットリストの様な一枚になっており、何処に出しても間違いの無い名刺代わりの一枚として愛聴される内容に仕上がっていると思います。
Locksleyの素晴らしいのはたった2枚のアルバムと「Oh, Wisconsin!」をまとめたものとはいえ、ベスト盤的な内容になっていても楽曲のクオリティにムラが無く、全く軸がぶれていない為、一枚の作品として恐ろしいほど十分に楽しめるという事で、これがもしデビューアルバムだったなら世界中で大騒ぎされる仕上がりだと思います。あと、Locksleyの様なバンドは懐古主義的なバンドだと批判されがちだと思うのですが、「The Whip」のダンスマッシュアップ（このPVは最高！）を作っていたり、新作の発売が間近に迫ったThe Raptureにリミックスを依頼している事からも分かるように、画一的な60年代風バンドではありませんので、もっともっと評価されて良いバンドだと思います。
という事で、その2曲をどうぞ。

The RaptureのリミックスはHPから登録すればダウンロードできます。

しかも今回の『Locksley』というアルバムはAmazonでは激安価格（9/4現在884円）で販売されいます。2枚のアルバムを持っている人もシングルを購入する気分で買っても損は無い一枚ですし、Locksleyを聞いた事がない人（そんな人はいないと思いますが*1）には最適で最強の入門盤になると思います。『Locksley』から洩れている素晴らしい楽曲（例えば「Let Me Know」とか「One More Minute」とか）もあるので気に入った方はオリジナルアルバムをぜひどうぞ。

Locksley

*1:と信じたい気持ち