2008-01-01から1年間の記事一覧

今シーズンのプロ野球が終了したのでお知らせ致します。

ちょっとレビューが続いたので野球の話でも。 自分にとってのプロ野球が本日終了致しました。CSにさほど興味の持てなかった自分でも今日の藤川球児とタイロン・ウッズの対戦は見応えがあった。そしてそれと同時に阪神タイガースファンなら誰もが思い出すシー…

TV on the Radioが『Dear Science』で見せた頭でっかちにならないポップさ

TV on the Radioといえばやたらと評論家受けが良いのですが、どこか取り付き難い印象があって、少々過大評価気味なのかなと思っていたのですが今作『Dear Science』はそのギャップを全く感じさせないほどコマーシャルな作品になっていたのでご紹介。これは多…

Travisの『Ode to J. Smith』でFrancis Healyが描いたロックバンドとしての本質を考える

先日ご紹介したLittle Man Tateとは状況がかなり違いますがTravisもメジャーレーベルを離れて一年四ヶ月という短いスパンで『Ode to J. Smith』という思い切った作品をリリースしました。世間的には先行シングル「J. Smith」の過去のTravisには無かったサウ…

Little Man Tateがセカンドアルバム『Nothing Worth Having Comes Eas』で解散しない事を願う運動

デビュー時には話題になったLittle Man Tateが例の如くレーベルをドロップアウトし、目立たないながらも活動を続けてセカンドアルバム『Nothing Worth Having Comes Eas』を発売したものの多分に洩れずセールスが振るっていない(全英チャート80位)のでご紹…

The Troubadoursの『The Troubadours』を過小評価していましたという「とくダネ」

日本で先行発売されたThe Troubadoursの『The Troubadours』ですが、シングル「Gimme Love」を聞いて「まんまやな〜」と思っていた自分を反省。John Leckieプロデュース(といっても「Gimme Love」のみのプロデュースでアルバム自体はIan Davenport)とかPau…

Noah and the Whaleの『Peaceful, the World Lays Me Down』の持つ大衆性の意義

「Sun Sun Sun」のフレーズが印象的なシングル「5 Years Time」がヒットし、アルバム『Peaceful, the World Lays Me Down』も全英チャート5位を記録するなど、セールス的にも成功を収めているNoah and the Whale。 自分はLaura Marlingがメンバーとして全面…

She & Himの『Volume One』は時代の玉手箱やぁ

Jenny Lewisの『Acid Tongue』のレビューを書いた勢いで、今更だけどShe & Himの『Volume One』についても少々。She & Himに関してはLyme-RecordsのデザイナーTSUN-CHANGも大絶賛していて、このブログでも取り上げたかったのですが、タイミングを逃してしま…

Jenny Lewisの『Acid Tongue』はElvis Costelloの参加が眩むほどの傑作

事前にmyspaceで試聴した感じではJenny Lewisが中心となっているバンドのRilo Kileyの最新作『Under The Blacklight』の系譜で、もっと洗練されたアルバムになっているのかと思ったのですが、どころがどっこいJenny Lewisの『Acid Tongue』は正しく真っ当な…

近況報告(更新が滞りました)

更新が滞ってしまいました。大詰めのプロ野球にかまけていたのが主な原因です。キングオブコントのレビューも書いたんですが、タイミングを逃した感があって今のところお蔵入り。あと音楽レビューは引き続きoasisの『Dig Out Your Soul』ばかり聴いていたの…

デザイナー買いのすすめ【〜Mike Mills編〜】

どうも。Lyme-Recordsデザイナーです。予定より大幅に遅れましたが、毎週火曜(おそらく深夜)更新していきますので、よければお付き合いください。今回は最初なので、ボクが最も影響と刺激をうけているMike Mills(マイク・ミルズ)がカバーデザインを手がけたC…

Plain White T's の 『Big Bad World』は大人が楽しめない快作なんだって

Plain White T'sの『Big Bad World』はそのタイトルと裏腹に底抜けに楽しい会心のパワーポップアルバムになっているのでご紹介。「Hey There Delilah」の世界的な大ヒットで名が知れたPlain White T's(日本ではイマイチだけど)ですが、結論から言えばアル…

Mercury Revの兎と猫。『Snowflake Midnight』と『Strange Attractor』

Mercury Revの新作『Snowflake Midnight』はキャリアの中でエレクトロに最も接近した作品になったけど、これはこれで悪くない。そしてMercury Revはこの作品と同時にオフィシャルサイトではもう一枚のアルバム『Strange Attractor』を無料でダウンロードさせ…

いつの間にかDirty Pretty ThingsとJunior Seniorが解散している件

oasisの『Dig Out Your Soul』にかまけている間に解散ニュースDirty Pretty Thingsの解散はバンド自体に期間限定の意味合いを感じていたのでそれ程驚きは無く、しかもLibertinesをやる為ではないと明言してあるのでCarl Baratの次の展開には期待が持てそう。…

一応oasisの『Dig Out Your Soul』の代表的な元ネタを掲載してみる

「Bag It Up」 The Pretty Things - Baron Saturday 「Waiting for the Rapture」 The Doors - Five to One 「(Get Off Your) High Horse Lady」 Rolling Stones - HI-HEEL SNEAKERS 原曲はTommy Tucker 「I Believe in All」 The La's- Feelin 聴き比べてみ…

oasisの『Dig Out Your Soul』は『Revolver』に成り得たのかという疑問を解決してみる

という事で、早速oasisの『Dig Out Your Soul』の感想でも。 しっかりと腰を据えてヘッドフォンで聴いた第一印象は、oasisにしてはサウンドのアレンジやプロダクションが凝っているなといった印象。なぜ彼らがKasabianにシンパシーを感じるのかが初めて良く…

oasisの『Dig Out Your Soul』の発売を記念してNMEをプレゼントという企画

先日お知らせしたoasisの『Dig Out Your Soul』のプロモーションCDがおまけで付いてくるNMEの話ですが、やはり既に手に入り難いようでYahoo!オークションなどをみると結構な高値で取引されていますね。 という事でLyme-Recordsでは、oasisの『Dig Out Your …

ミラクルひかるのものまねに物申す

爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャルを見てミラクルひかるについて一言言いたくなった。宇多田ヒカルのものまねに関しては改めて書くことは無くて、むしろ彼女の今一番旬なものまねは長澤まさみのものまねなのだからもっと地上波でやってもらいたいと…

Sam Beetonの「What You Look For」って何の影響を受けているの?

デビューEPになる『First Takes』が昨年発売され、今年の9月に発売されたシングル「What You Look For」が話題を呼んだSam Beetonのアルバム『No Definite Answer』がいよいよ発売される(というか本日発売だ)。まだアルバムを聞いてなくてシングルとそのカ…

NMEに付属したoasisの『Dig Out Your Soul』のプロモーションCDの話

新作『Dig Out Your Soul』がもうすぐ発売されるoasisのプロモーションCDがNMEに付属していたので購入。 付属していたのは『Dig Out Your Soul』のソングブックとCD-ROMで、その内容は Noel、Liam、Gem、Andyによるband interviews Noel GallagherによるIntr…

Mystery Jetsの『Twenty One』の感想というより「Young Love」について

Mystery Jetsの「Young Love」にLaura Marlingが参加している事から遅ればせながら『Twenty One』を購入(普通は逆だ)。 内容的には前作は一体なんだったんだという程の方向転換。すっかり歳相応のバンドになっておりました。 それにしても「Young Love」は…

Radiohead(レディオヘッド)の来日とTシャツの因果関係

Radioheadの来日が迫ってきたのでLyme-RecordsのサイトのTシャツの方にも来訪者が増えており、有難い限りです。 念のために来日スケジュールを確認。10.1(水) 大阪市中央体育館 10.2(木) 大阪市中央体育館 10.4(土) さいたまスーパーアリーナ 10.5(日) さい…

Aimee Mannの『@#%&*! Smilers』の国内盤には気をつけて

Aimee Mannの最新作でもあり大傑作でもある『@#%&*! Smilers』の国内盤が発売されたので購入。既に輸入盤を購入していたのですが、ライブ映像などの特典DVDに惹かれて二枚目を。 ちなみに9/25現在のAmazonの商品説明には 日本盤は初回生産限定盤のみ貴重な映…

アコギ魂2008というロックフェスに参加してKANを楽しむ

今年のロックフェスティバルの最後を飾ったといっても過言ではない最大規模のロックフェスに参加したので以下レポート。

Shugo Tokumaru(トクマルシューゴ) の『Exit』は素敵な輸出品

今、日本のアーティストで一番興味深く綺麗な音を奏でるのはShugo Tokumaru(トクマルシューゴ)だと思っていて、新作の『Exit』のUS盤(この国から見ると輸出盤)も発売されたので聴いてみて欲しいというご紹介。元々、前作『L.S.T.』や前々作『Night Piece…

セリーグのオープン戦がやっと終了

昨日というか巨人×阪神三連戦を通して見ての雑感。 野球を見ているというよりコンピュータ相手の野球ゲームを見ている様な得体の知れない虚無感。今まで長い間野球を見てきたつもりですが感じた事のない気持ちの悪さ。これが何なのかは上手く説明できません…

凄くタイミングを逃したけどMercury Music Prize 2008の結果を考える

【The Mercury Music Prize 2008】ノミネートされていたのは以下の作品 ・Adele 『19』 ・British Sea Power 『Do You Like Rock Music?』 ・Burial 『Untrue』 ・Elbow 『The Seldom Seen Kid』 ・Estelle 『Shine』 ・Laura Marling 『Alas I Cannot Swim…

Lyme-Recordsでは一体どのTシャツが人気あるの?8〜9月中旬編

やはり来日の影響でweezer関連のTシャツが人気が高いです。 アクセス数もこの三商品が多いのであります。1位 weezer(ウィーザー)【Buddy Holly】モチーフTシャツ 商品詳細↓ http://lyme-records.com/shopdetail/001000000012/ 2位 weezer(ウィーザー)…

Dig Out Your Soul (Super Deluxe Boxset/Limited Edition) は日本でも買えるというお知らせ

以前記事にしたoasisの『Dig Out Your Soul (Super Deluxe Boxset/Limited Edition)』 ですが、日本のショップ(Sony Music Shop)での取り扱いが開始されました。 9/19現在、送料無料で販売価格 \11,462(税込)の表記なので、送料の関係上こちらの方が安い…

The Verveの再結成盤である『Forth』のクソ凄まじき生命力

The Verveの再結成盤である『Forth』はUKでは当たり前のようにチャートで1位を獲得し、本国では概ね歓迎ムードでこのカムバック作は受け入れられている。 では実際に内容はどうなんだという話なんですが、ひとことで言えば物凄くバイタリティに満ち溢れた作…

Mike Violaの『Lurch』の国内盤が出るなんて捨てたもんじゃないね

Mike Violaの『Lurch』の感想を書き忘れていたので簡単に。Mike ViolaといえばTom Hanksが監督した映画「すべてをあなたに」の主題歌「That Thing You Do」(Fountains Of WayneのAdam Schlesinger作)にボーカリスト(劇中ではThe Wondersというバンドの曲…