セリーグのオープン戦がやっと終了

昨日というか巨人×阪神三連戦を通して見ての雑感。
野球を見ているというよりコンピュータ相手の野球ゲームを見ている様な得体の知れない虚無感。今まで長い間野球を見てきたつもりですが感じた事のない気持ちの悪さ。これが何なのかは上手く説明できませんが、最高に盛り上がる展開でもどこか盛り上がりに欠けるのは自分が阪神ファンだからという理由だけでは無い気がして。
まあ、今年の様な異質なペナントレースを演出したのが北京オリンピックである事は確かなわけで、オリンピックに多数の主力選手を輩出した中日、ソフトバンク阪神は明らかに失速したし、オリックスや広島、そして巨人の様に大躍進を果すチームが出てきた。もちろん巨人も二人の選手(李承ヨプ選手を入れれば三人)が代表選手に選ばれているんだけど、ペナントに大きな影響があったとはいえない。むしろ上原選手と李承ヨプ選手はオリンピックで完全に息を吹き返したし、オリンピック期間中に小笠原選手も復調したのが大きい。

でも感じたのはやはりどんでん返しや大逆転は一回で十分だなという事。

もし阪神タイガースが優勝すれば、圧倒的な戦力を誇る読売ジャイアンツに優勝させなかった時点である意味大逆転だし、その阪神タイガースを更に逆転したなら巨人は二重のどんでん返しを果す事になる。そしてもしかすると最後の市民球場で気勢高い広島がクライマックスシリーズ進出を果し、巨人を破って優勝する可能性もあるわけだから、そうなるとますます今年のセリーグは何が主役だったのかが分からなくなる。
今年の様な劇的な展開だとクライマックスシリーズがペナントのドラマを消してしまうのだなと感じると共に、ある意味勝負は決まった様でも全然決まっていないわけでして、勝負はこれからなんだな思った次第。
まあ、阪神ファンの戯言なんですけれど。