今シーズンのプロ野球が終了したのでお知らせ致します。

ちょっとレビューが続いたので野球の話でも。
自分にとってのプロ野球が本日終了致しました。CSにさほど興味の持てなかった自分でも今日の藤川球児タイロン・ウッズの対戦は見応えがあった。そしてそれと同時に阪神タイガースファンなら誰もが思い出すシーンがあったと思う。そう、実は藤川球児は昨年の9月14日にも同じ様な失敗を犯している。そしてご存知の通り、昨年の阪神タイガースは結果的には優勝を逃している。ここで言いたいのは球児のせいで優勝を逃したとか進歩がないとかではなくて野球観の話。昨年の対戦では矢野捕手が何度もサインを出して球児はそれに首を振りストレートで勝負にいった結果、決勝タイムリーをタイロン・ウッズに打たれている。その後、藤川球児の野球観に変化が出たと思っていたのですが、どっこい根っこの部分で球児の野球観は変わっていなかった。そして、その結果、またしても苦汁をなめる事となったのだ。しかしその野球観のぶつかり合いこそが見応えのある対戦を生むのだろうし、当然プロとしては結果を残さないといけない部分はあるものの、それを度外視できる魅力を自分は感じる。奇しくも今日の試合後の落合監督のコメントと岡田監督のコメントが似た様なニュアンスになっていたのも非常に興味深い(この二人の野球観は相容れない部分が多いのに)し、阪神タイガースが来年までに埋めなくてはいけないプラスアルファのピースはその辺に落ちているのではないだろうか。
客観的に自分はCSは中日に行って貰った方が巨人には勝機があると思いながらCSを見ていた不届きな阪神ファンなので、結果云々には納得もしているし既に思いはドラフト会議だ。
今年の燃え尽きてしまって燃えカスの状態でも戦い続けた阪神タイガースの選手一同の皆様、そして岡田彰布監督には心から労いの言葉を掛けたいと思う。
「お疲れ様です、来年も宜しく」