Mike Violaの『Lurch』の国内盤が出るなんて捨てたもんじゃないね

Mike Viola『Lurch』の感想を書き忘れていたので簡単に。

Mike ViolaといえばTom Hanksが監督した映画「すべてをあなたに」の主題歌「That Thing You Do」Fountains Of WayneAdam Schlesinger作)にボーカリスト(劇中ではThe Wondersというバンドの曲として登場しますが実際のボーカルはMike Violaという事ね)として参加した事で良く知られていますが、Candy Butchers名義での活動を含め(「What to Do With Michael」は名曲)、既に長いキャリアを誇っています。
この『Lurch』というアルバムはオフィシャルのHPのみで1000枚限定販売されていたもので買い逃していたのですが、まさか国内盤が出るとは思っていなかったので嬉しかった。Kurofune Recordsさんありがとう。

内容はというと非常にコンパクトにポップソングを並べた良質な小品で、キラーチューンが一曲だけであとは付け合せの様なアルバムが多い中、流石の出来栄え。HPの作品詳細にはLovin' SpoonfulBeach Boysの単語や「splash of Nilsson」という表記があって、多分これは跳ねているニルソンという事なんだろうけど、 確かにBeach Boysというより「跳ねたニルソン」という表現の方がしっくりとくるような一気に聴かせる疾走感と温かみを感じる作品。

ラーチ

ラーチ

Mike Violaは10月に来日し、東名阪でライブを行うので興味がある方はぜひ。詳細はこちらから。ちなみに10/8にMike Viola名義の『Just Before Dark』というアコースティックライブ盤とCandy Butchers名義の初期音源集『Making Up Time』も再発になる(こちらはAIR MAIL RECORDINGSさんから国内盤化)。

どうでもよいですがMike Violaマイク・ヴァイオラと読むらしく、最近までマイク・ヴィオラと読んでた自分が少しだけ恥ずかしかったのはナイショ。

Candy Butchers 「What To Do With Michael」「Nice To Know You」