2010年のCDJ事情と歴史を考える(主に Pioneer)
最近またイベントでDJをさせて頂く機会も出てきたので、愛用のCDJを触る機会も増えたのですが、経年の劣化もあり、そろそろ買い換えようかと色々とネットを探索中。
2000年代初頭はターンテーブルのみではなくCDJも設置するクラブが一気に増えてきた時代で、PioneerのCDJ-100Sの様な比較的安価なCDJがクラブにも普及する事で、ほとんどのクラブがターンテーブル+CDJという構成になってきた時代だと思います。CDJ-100Sはいまだに現行機種ですが、2000年台中盤には上位機種であるCDJ-200も発売され、エントリータイプのCDJとして隆盛を極めたように思います。設備が整ったクラブではCDJ-800やCDJ-1000の様な高性能のCDJを設置するところも多く、ターンテーブルの補助的扱いだったCDJが、対等の地位を築いたのも2000年代中盤だった気がします。
超ロングセラーのCDJ-100Sさん。
Pioneer プロフェッショナルCDプレーヤー CDJ-100S シルバー
- 出版社/メーカー: パイオニア
- 発売日: 1998/09/21
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Pioneer DJ用CDプレーヤー CDJ-1000MK3
- 出版社/メーカー: パイオニア(Pioneer)
- 発売日: 2006/04/03
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ちなみにCDJ-2000の機能に関しては、高機能過ぎるのでHPを参照して頂きたいのですが、個人的には使いこなせないレベル。でもPCを持ち込まずにデジタルDJ出来るのは凄いですね。
普及が期待される超高級品のCDJ-2000さん。
Pioneer / パイオニア CDJ-2000 CDJプレーヤー
- 出版社/メーカー: Pioneer
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価格も1台17万円程度なので、まさにプロユーズな一品だといえるでしょう。
という事で、CDを再生してMIXするだけの安価なCDJの購入を検討する場合は、やはりCDJ-100Sから選択肢に入るわけですが、基本的にCDJは値崩れしないので、安売りもあまりないですし、オークション等で中古を探しても、中々掘り出し物が見つかりません。ちなみにCDJ-100Sは実売価格が35,000円程度の商品で、オークションで中古を探しても完動品であれば10,000円〜15,000円程度が相場になっています(2010年9月現在)。ですので、安価なCDJの選択肢には入ってくると思うのですが、ジャンク品などの動作が保障されていない商品は部品取り以外での購入はお勧め出来ません。何故かというとCDJ自体が高価ですので、その修理費用自体もかなり高額になる為で、例えばCDの読み込み部であるピックアップの交換が必要であれば、16,000円〜の修理費が掛かりますので、ジャンク品を格安で買っても動作不良でメンテナンスが必要であれば、その費用を考えれば高くついてしまうという可能性もあります。
また、GeminiやVestaxなどのメーカーからもエントリー機は発売されていますが、個人的にはあまり使いやすかった思い出はないので(もちろんPioneer製品に慣れていたという事もあるのですが)、申し訳ないですが今回は割愛。
結局PioneerのCDJしか選択肢が無いのかといえば、そんな事も無くて、個人的に購入を検討しているのはStanton (スタントン)というメーカーのCDプレーヤーS.252という機種。この機種の魅力は何と言っても価格で、Amazonでは8,800円という信じられない価格(送料は別途必要)で販売されています。ハードな環境で使う予定が無くて、取りあえずの音源のリスニングと軽いMIXであれば十分なスペックではあるので、検討の余地は十分にあると感じています。ネックは使っている人が少なくて、使用感などの情報が少なすぎる事。もし近々買い直すことがあれば、人柱的にレビューを出来ればなとは思います。
エントリー機としての期待も高まるCDプレーヤーS.252さん。
- 出版社/メーカー: Stanton
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