『もし Tシャツ屋の店員がレコードショップを運営するなら』

渋谷の老舗レコード店として名高いイエローポップ!さんが譲渡先を探されている様なので妄想してみました。
販売価格は700万円
・在庫引継ぎ:LP8000枚・CD2000枚・EP1000枚(売価2000万相当の在庫)
・買取ノウハウ指導
・商業施設などへの催事出店の紹介
・販売管理機器・過去データ

が引き継がれるようです。

もしも自分が購入したとしたら、この音楽不況の中でどんなお店にするだろう。現イエローポップ!さんも行っているYAHOOオークションや通信販売の部門に特化はさせていくと思います。あとは大手ではAmazonへの積極的な出品でしょうか。方向性として中古CDの販売は縮小でしょうね。CDの在庫は希少品以外は資産価値としては極めて低いので、速やかに在庫処分するか、もしくは他の活用法を考えます。例えばCDを自由に視聴出来るカフェとか、他業種との複合ですね。レコードに関してはまずは分類を細かくしていく必要があるかと思います。YAHOOオークションでの販売が適切なのか、それとも他の販売方法が適切なのか。例えばジャズのレコードなど国内マニア向けの商材は国内のオークションで良いと思うのですが、邦楽のアーティストの中には海外での需要があるアーティストもいます。海外にはジャパニーズマニアの音楽リスナーも沢山いますし、海外に住む日本人にも需要があると思います。この辺をターゲットにしたサイト運営を目指すのも一つの方向性です。もちろんebayにもドンドン出品します。YAHOOオークションでのストア販売は良いと思うのですが、1円スタートのオークションやイベント性を強く打ち出していく事やリピーター化への取り組みも強化して行くべきでしょう。大切なのはどの商材をどこで販売するのかで、手に入りやすい商材を手に入りにくい場所で販売する。それに利益率と回転率を加味したリスト製作が第一の仕事になるのではないでしょうか。実店舗に関しては常連の方に向けてのコミュニケーションショップ、アンテナショップとして継続させる必要はあるかと思いますが、売上の構成比としては7対3から8対2くらいでネットでの販売が主体にならないと、健全な運営は難しいのではないかと思います。ハッキリ言って常連の方を世界中に作るくらいのワールドワイドな展開が出来ないと、今後レコードショップが生き残る事は出来ないのではないかと思います。まあ偉そうに書いていますが、700万のキャッシュなんて用意出来ない貧乏人の妄想なんですけどね、ハイ。