Eric Carmenリマスター盤のスペシャルボックスが到着

日本では若干過小評価されている感のあるEric Carmenですが、SONYから力の入ったリマスター盤が発売されています。しかも「全4タイトル購入していただいた方にもれなく、4タイトルを収納できるスペシャルボックスをプレゼント!」との事だったので、4枚購入してボックスプレゼントにも応募しました。そして先日到着したのがコレ↓





CD、ボックスいずれも丁寧でしっかりとした造りで素晴らしい。
Eric Carmenに関しましてはソニーミュージックのサイトがかなり充実しているのでそちらも参照して頂ければ。
http://www.sonymusic.co.jp/artist/EricCarmen/
質量ともにリマスター盤としてはかなりクオリティの高い仕上がりだと思いますし、企画自体にも力が入っていますので、興味のある方は音源をぜひお手にとって頂きたいなぁと。
一般的にはEric CarmenはRaspberriesからの流れもあってパワーポップの祖というような認識が強いと思うのですが、4枚を通して聞いてみるとAORやソフトロックの雰囲気や、オールドスタイルのロックンロールも楽しめ、そこにポップミュージックのお手本のようなメロディが乗ることで、今回リマスターされた4枚全てがシンガーソングライターのお手本のような作品に仕上がっています。本人が監修したというボーナストラックも秀逸で貴重な音源ばかりなので、今回のリマスター盤(今のところ日本独自の企画)は世界的に見ても貴重な音源といえると思います。

自分は多少の割引があったためバラバラで4枚買いましたが、ソニーの直販ではボックスセットとしてまだ購入が出来るようです。既にボックスのプレゼント期間は終了しておりますので、ボックスが欲しい方はこちらからどうぞ。

8月26日発売 エリック・カルメン40周年記念EXPANDED EDITION紙ジャケ全4タイトルまとめ買い

http://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?cd=MATO000000496

サンライズ(完全生産限定盤)

サンライズ(完全生産限定盤)

雄々しき翼(完全生産限定盤)

雄々しき翼(完全生産限定盤)

チェンジ・オブ・ハート(完全生産限定盤)

チェンジ・オブ・ハート(完全生産限定盤)

トゥナイト・ユア・マイン(完全生産限定盤)

トゥナイト・ユア・マイン(完全生産限定盤)

どの曲をオススメすれば良いか迷うのですが、この曲なんてパワーポップ+オーケストラの煌びやかな感じが堪らない名曲。この人がPaul McCartneyと比較されるのはピアノマン的な名バラード以外にもロックンロールの要素が強く滲み出る楽曲が素晴らしいからなんでしょう。見た目もシンプルに格好いい。

誰でも知ってるEric Carmenの名曲といえばこの曲なんでしょうね。色々な人にカバーされていることでも有名。

北欧アンティークTigermilk 3rd Anniversary Saleはじまりました


北欧アンティークと北欧ヴィンテージ|食器・雑貨のセレクトショップTIGERMILK(タイガーミルク)

お陰様でオープンして 3年を迎えることが出来ました。

この度、お客様の日頃のご愛顧に感謝を込めて、

〜Tigermilk 3rd Anniversary Sale〜 と題しまして

Saleを開催いたします。

開催期間 2015 11/27(fri)〜12/6(sun)

全商品20%OFFとさせていただきます。

ご注文時の 【ショップクーポン入力】の欄に




3rdsale


とご入力くだされば割引が適応となります!

※ クーポンはお一人様につき一度限りのご使用となります。


すっかり寒くなってきましたので、アウターとしてのTシャツはお休みの季節。Lyme-Recordsとしても次のステップに進むことを計画しています。

興味のある方はセール中のサイトにもぜひ遊びにきてください。

HOLIDAYS OF SEVENTEENの解散と「Sarah」に寄せて

HOLIDAYS OF SEVENTEENの解散ライブに行ってきました。
解散の一報を受けたときには、相次ぐメンバーの脱退にボーカルの三浦太郎君のソロ活動もあったため、驚きの感情よりも自然な流れの中での解散だと受け止めていたのですが、実際にライブに行ってみるととてもじゃないけど解散するバンドのライブではなかったです。拗らせた風邪を悪化させないためにマスクフル装備での参加だったのですが、パンパンに入った会場でガンガンに効いていたはずのエアコンも熱量に押されだし、マスク越しにもその熱量がヒシヒシと伝わってくるライブになりました。
HOLIDAYS OF SEVENTEENといえばパワーポップというシーンで語られることが多く、Weezerのライブの前座もやったぐらいなので、和製Weezer的な取り上げられ方も多かったと思います。もちろん、その系譜のバンドであることは疑いようもない事実ではあるのですが、もっと幅広い文脈で語られてもおかしくないバンドだし、そのポテンシャルの高さは特筆に値するバンドだったと思います。解散ライブでは自分たちの代名詞であるパワーポップサウンドを前面に出しながらも、その辺の柔らかさというか良い意味で雑多なサウンドを存分に楽しむことが出来ました。HOLIDAYS OF SEVENTEENの解散で語られるべきことは、バンドとしての思い出だけだけではなくその楽曲達でもあるわけで、その意味では置き土産である楽曲「Sarah」は、奇しくもHOLIDAYS OF SEVENTEENというバンドとその解散を語る上で、最も重要な楽曲に仕上がっています。
物語のはじまりでもあり、まだまだ物語が続いていく事を喚起させるこの楽曲は、パワーポップのマナーに忠実でありながらも、パーティバンドでもあったHOLIDAYS OF SEVENTEENのエッセンスが凝縮されています。プロデュースは盟友山本幹宗(ex The Cigavettes)君ということで、ザクザクとしたギターのサウンドプロダクションが上々の仕上がり。飛び抜けてポップでロックンロールバンドだったHOLIDAYS OF SEVENTEENのコアになっていた部分を再確認することが出来ます。兎にも角にもこの曲を最後に発表するなんて憎いあンちくしょうなバンドです。
HOLIDAYS OF SEVENTEENの活動期間は11年で、同時期に福岡にはThe Cigavettesという素晴らしいロックンロールバンドも居て、自分がその両方バンドの解散ライブを見届けることが出来たことは非常に感慨深くもあります。バンドなんていつかは解散するものだし、その後も音楽や人間は続いていくものだけれども、その瞬間瞬間の重なりが新しい次の何かを生み出しいくんだろうなぁと思ったりなんだり。一つの季節が終わっていったという脱力感はあるものの、次の何かを楽しみにしたいと思います。

HOLIDAYS OF SEVENTEENの一曲といえばこの曲。Lyme-RecordsのTシャツが眩しいぜ。

Amazon Prime Musicの衝撃。サービス内容とか音質とかをツラツラと。

日本上陸が噂されていたPrime Musicですが、本日オープンしました。早速色々弄っていたのですが、結構面白いです。
Amazonのプライムビデオの時にも書きましたが、これで年会費3,900円は驚異的。特色としては様々なプレイリストが用意されていることで、そのままBGMとして流せるのでカフェとか作業用とかラジオ代わりに出来そうです。ただ、楽曲の使い回しなども多く苦しい選曲も見られるのが難点。特に邦楽はカタログがまだ不十分な面があり厳しい面も見られます。例えば「J-POP ヒッツ」とか「通勤通学中に聴くJ-POP」「泣けるJ-POP」などのプレイリストがありますが、収録アーティストや楽曲自体が被っていたりします。あと、原曲ではなくて取り直した新録バージョンが収録されてたり、これじゃない感もあります。そもそも「J-POP ヒッツ」の説明文には「バブル絶頂期〜2000年代まで名曲がズラリ」と書いてありますが、プレイリストにかせきさいだぁGaku-MCGRAPEVINEの楽曲が名を連ねていますからね。流石に違和感はあります。肝心の音質に関しては、まだPC用のスピーカーでしか聞いていないので何ともいえませんが、途切れたり聞くに堪えないレベルではありません。ただ、音圧は結構ばらけています。この辺は問題点というか今後の課題にはなると思います。
Prime Musicの優れている点は楽曲自体をダウンロードしてオフライン再生することが出来る点で、ダウンロード済みPrime MusicはAmazon Musicアプリ内でのみ利用可能、他の端末にエクスポートすることはできませんが、ライトユーザーにとっては良いサービスだと思います。コンテンツの面ではやはり洋楽は充実していて、過去の定番的なカタログに加えて最新の楽曲も想像以上に充実しています。
あとプライムビデオ同様、AKB関連が充実しているのを見る度に、やはり音楽コンテンツとしてのCDはとっくに見切りがつけられ、あくまでもオマケというか付加価値を売るビジネスモデルが確立されていることを改めて認識させられます。その辺の嗅覚というか割り切りに関してAmazon×AKBという組み合わせはある意味最先端なわけで、この流れは必然的だと思います。
コンテンツ産業全般のライトユーザーを一気にAmazonが押さえに来ていることはプライムビデオの時にも感じましたが、今回のPrime Musicの上陸ではAmazonが日本市場に対してどれだけ本気なのかもうかがえるわけで、ユーザだけでなく競合サービスにとっても衝撃的だと思います。かく言う自分も今後も引き続きどっぷりとAmazonのサービスを利用し続けるのだろうなぁと感じる次第で、これで思い出したかのように聞きたくなった楽曲のために、あるはずなのにあてのないCDを探すという時間の浪費からは少しだけ逃れられるのではないかと思う次第で御座います。

デスクトップ版Amazon Music(Windows) [ダウンロード]

デスクトップ版Amazon Music(Windows) [ダウンロード]

Guy GarveyとJames Morrisonの新作のジャケットが似すぎて困る

Courting the Squall

Courting the Squall

Higher Than Here

Higher Than Here

UKのチャートをたまに覗くのですが、この間チェックしたときに上記の2枚のアルバムを発見。Guy Garvey(Elbow)がソロデビューしたんだ、しかも売れている(全英3位)。でもElbowの売れ方みれば納得出来るところ。あとJames Morrisonも何だかんだでアルバム4枚も出しているけど、まだ31歳か。とかブツブツダラダラ見ていたのですがジャケがあまりにも酷似していたのでメモしておきます。写真のアングルにデザインの構成に色調がこれだけ被るのは珍しい。アゴ出しか俯くかの違いのみ。しかも発売日も同じだったようで、間違えて買う人が出ないかを心配してしまうレベル。もう少し独自路線を貫いて欲しいところです。
せめてブラック基調でもこのぐらいの個性が欲しいと思いましたが、この人と比べるのはちょっと違う気もします。
THIS IS ACTING

THIS IS ACTING

Siaの新作は来年1月に発売。色々と楽しみです。

★submerge★ Vol.30 特集「Submerge Shoegazer」 2015.11.20(Fri)at Kieth Flack

一向に福岡には来ない洋楽アーティストのことを愛でつづけるイベントsubmerge
今回でいよいよ30回目。大体二ヶ月に1回ぐらいの開催ペースで、2010年からやっていますのでもう5年以上続いています。手前味噌ながら結構これは凄い事だと思います。とはいっても自分はホント微力ながらの参加なので大きな事はいえないのですが。
さて、今回はシューゲイザー特集ということで、恐らくこのテーマで5時間もやるのは福岡ではこのイベントぐらいでしょう。残念ながらDJとしては参加できないのですが、例のごとく素敵なゲストDJの方が選曲に湧き身体が躍るプレイで盛り上げてくれると思います。個人的にはシューゲイザーとして語られることは少ないかもしれないですがThe Boo Radleys の『Giant Steps』やTeenage Fanclubの『Bandwagonesque』あたりが心の名盤。この辺のサウンドの正当なフォロワーが現代には居ないように感じてしまうのは自分のリサーチ不足なのか、ジャンル自体の衰退なのかはさておき、シューゲイザーというある種の発明は一時代を築いたジャンルだと思うので、お好きな方も今まで通ってこなかった方もぜひ足をお運びください。例のごとくノーチャージでございます。

submerge★ Vol.30

Submerge Shoegazer

RIDE復活!
スワーヴドライヴァー来日!
LUSH再結成!
ジザメリ「Psychocandy」完全再現!
というわけで次回11月20日(金)のsubmergeシューゲイザーです!

ゲストに福岡シューゲイズ界のミキ&エマこと
DJ chiekoとDJ tremoloをお迎えして、貴方の耳を直撃!!



2015.11.20(金) 20:00〜25:00

Special Guest:
DJ chieko DJ tremolo

DJs: clutch / Joe / fuckami

at Kieth Flack 1F
http://www.kiethflack.net/about

NO CHARGE

Amazon Fire TV Stickに関しての感想と独り言

衝動的に購入していたAmazon Fire TV Stickさんが先日到着したので使ってみました。Amazonが戦略的に商品の囲い込みを行うためのフロント商品としても非常に良い仕上がりだと思いますし、コストパフォーマンスを考えると文句をつけるところはほとんどありません。自分はAmazonのプライム会員なのでAmazon Fire TV Stickが1,980円で購入出来ましたが、Amazonのプライム会員であれば、定価の4,980円だとしても購入しておいて損はないでしょう。メインコンテンツのプライムビデオも金額の割(年会費3,900円)には充実しているといえますし、個人的に使用頻度の高いドラマに関しては、流石にワンクール前のテレ東系のドラマやひと昔前の民放ドラマが中心ですが、それでも録画したまま未聴でHDを圧迫していたドラマを削除できるのでメリットはありました。時間がある人なら懐かしいコンテンツを存分に楽しむことが出来ますし、想像以上に新しめの映画や海外ドラマも揃っていますので、多くの人にニーズはあるかと思います。
面白いのはAmazon Fire TV Stickの取り扱いが始まると同時にGoogleのChromecastがAmazonから抹消されたことで、先日のAmazonのprime day(プライムデー)での安売りはこの伏線だったというわけです。この辺の徹底も素晴らしいですよね。大企業同士のガチでの殴り合いを目の当たりに出来るのも、ネット社会の功罪なのかと思うと心が震えます。
この勢いでドラマ等の配信が進めば、HDDの容量ガーとか撮り溜めして見る時間ガーなどという悩みから少しは解放されるのかもしれませんね。それぐらい月額定額制のコンテンツ産業は一気に普及してくると思います。Apple TVやChromecastが耕してきた畑で一気にAmazonが収穫をはじめてしまった感もありますが、AmazonのFire TV Stickはそれぐらいの破壊力はある商品だと思います。
それにしてもCDを買うことを辞めるより先に映像配信が身近にやってくるとは予想できませんでした。最近はCDコンポの調子が悪いという実にアナログな悩みがあるわけですが、中古で同じコンポを買い直すなどという考えがよぎっている時点で、音楽という分野に関しては自分が恐ろしいほどに化石化しているという事実から目を背けているようで、若干の居心地の悪さがあります。来年こそはこの辺の大本営に手を入れていきたいと改めて考えさせられました。
以上、Amazon Fire TV Stickから話が逸れたところで終了です。

Fire TV Stick(2015年発売モデル)

Fire TV Stick(2015年発売モデル)