第一回『ヘビーウェイトTシャツ』とは

Tシャツ屋らしく新コーナーを作ってみました。その名もLyme-Records的【Tシャツ&プリント用語解説】。第一回は『ヘビーウェイトTシャツ』です。
オリジナルTシャツの作成の依頼を受ける際に良く聞かれるのが、「一体ヘビーウェイトTシャツって何なの?」って質問なのですが、今回はそのヘビーウェイトTシャツに関してのお話。
読んで字の如くヘビーウェイトTシャツと言えば重みがあって厚みのあるTシャツの事でして、実はこれ、明確な規定は無いようで、一般的には5.3オンスくらいからがヘビーウェイトTシャツと呼ばれることが多いようです。おっと、じゃあオンスって一体何なの?ってお話なんですけど、Tシャツの商品説明にあるオンスという表記は生地の厚さを表す単位になります。1平方ヤードあたりの重さを基準として厚さを表しているわけでして、オンスの数値が高くなるほど重くなりますので、それだけ厚みのあるTシャツということになります(1オンスは28.3グラム)。Tシャツの厚みが厚いという事はつまりTシャツの生地に使用されている糸も太いという事になります。元来日本製のTシャツというのは細い糸を使った生地の薄いものが主流だったのですが、時代と共に厚みのあるTシャツが好まれるようになってきており、現在のTシャツの主流はヘビーウェイトTシャツで、日本でも5.6オンス〜のTシャツが一気に浸透した感があります。ちなみにLyme-RecordsのTシャツも6.2オンスのしっかりとした作りのTシャツを使用しており、ご好評頂いております。オンス数が高いTシャツというのは厚みがあって価格も高いと思って頂いて構わないのですが、それが良いTシャツかといえば話はまた別でして、糸の種類、編み方など様々な要素からTシャツは成り立っているので、一概にオンスの高さ=Tシャツの品質とは言えない部分もあります。次回はTシャツの品質の鍵を握る糸の種類や太さに関してもう少し掘り下げてみようと思います。