Paul McCartneyの新作『NEW』を聞いて高鳴る想い

取りあえずPaul McCartneyの新作『NEW』(国内盤)を聞いています。
ざっくりとした感想としては、「バック・トゥ・ザ・ビートルズ・アルバム」という言葉だけが一人歩きしていたけど、決して懐古的な作品では無いということで、Paul McCartneyのソロキャリアを含めて、様々な要素をバランス良く取り入れている印象。むしろタイトル通り「新しい」作品という言葉がシックリ来ます。複数のプロデューサーを起用していることからも分かる通り統一感には乏しいのですが、The Fireman的なアプローチがあったり、程よくアバンギャルドで程よくエモーショナルで程よくクラシック。何よりもポールの引き出しからサウンドを取り出して、ごちゃ混ぜにしてひっくり返したような楽しさがあるアルバム。様々なタイプの楽曲が入っている中で、やはりリードトラック「NEW」が出色な出来でアルバムの中では際立つものの、全体的なバランスも悪くないですね。国内盤はボーナストラックが入っていてやや饒舌になっていますが、基本的にコンパクトな作品で好感も持てます。71歳でこれ作れるのはやっぱりPaul McCartneyぐらい。
ということで高鳴る来日公演への想い、ワニとトラブリューをアプシエイトしてホザンナを歌いながら待ちます。

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