2012年Lyme-Records的ドラマアカデミー

本丸の音楽情報を大して書けていない中、ブログの趣旨も考えずに2012年もドラマの年間ランキングを発表します。あくまでに現状で見たドラマで判断しています。結構見終わっていないドラマが多い中、興味のある方だけどうぞ。
次点「クレオパトラな女たち

クレオパトラな女たち [Blu-ray]

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このドラマ打ち切りにならなければ、もっと評価しやすかったのですが、残念ながら低視聴率のため8話で終了。その為、最後がバタバタしますが大石静脚本だけに無駄にリアリティがありました。北乃きいの役とかもの凄くハマリすぎていて怖い。佐藤隆太綾野剛だけでなく、稲森いずみも近年に出演したドラマの中では上手く魅力が引き出されたドラマだと思いますが、やはりちょっと配役が弱かったかと思います。

第10位「主に泣いてます

主に泣いてます DVD-BOX

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見る前は不安で仕方なかったドラマですが、キャスティングの妙と原作を忠実に再現することで良ドラマになったと思います。やっぱり草刈麻有が印象的。何故かこのドラマだけBlu-rayが出ない。
第9位「カエルの王女さま
カエルの王女さま Blu-ray BOX

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海外のGleeなんかがあれだけ流行っているのを見たら作りたくなるのも分かるテイスト。Gleeの方にテイストを寄せるのであれば、オーディションで無名の新人をドンドン起用するのも面白いと思うし、もう少し若い層に向けて思い切った方が良かった気がします。ただ今回のドラマの題材的には天海祐希は適役だし、石田ゆり子は可愛いし、福原美穂はアホみたいに歌上手いし、キャスティングには多少の頑張った感がありました(石井竜也のドラマ出演も物珍しかったです)。でもこの題材なら映画の方がまとまったかなとも思います。
第8位「ストロベリーナイト
王道のサスペンスドラマで配役も豪華、役者の魅力を引き出しつつ脚本もシッカリしていたと思います。ただ、それ以上の魅力があったかというと微妙。当たり前のように映画に繋げてくる風潮には食傷気味。
第7位「クローバー」
クローバー Blu-ray-BOX

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低予算でも撮り方で良いドラマが作れる見本のようなドラマ。個人的にはヤンキーものとして久々のヒットだった気がします。有村架純という可能性をみれたのも大きいかと思います。
第6位「ゴーイング マイ ホーム
2012年のドラマの中でも一番評価が難しいドラマ。あの独特のテンポと物語の緩やかな展開は、見る人を選ぶとまでは言いませんが、昨今の高視聴率ドラマに比べると敷居は高かったかもしれません。ただ、豪華な配役に是枝裕和監督の細やかな人物描写には唸らされましたし、現状のテレビドラマに一石を投じたのは間違いないかと思います。
第5位「高校入試」
あーでもない、こーでもないと外野が推理して盛り上がっていたという意味ではこのドラマ。独特のテンポと間なのは「ゴーイング マイ ホーム」とも共通しますが、謎解きの要素があった分、視聴者は入りやすかったのではないかと思います。高校入試にテーマを絞り込んで深く掘り下げていく脚本は素晴らしいと思うのですが、若干説明的な要素が目立つ嫌いもありました。元々、湊かなえによる脚本は全10話で60分だったようで、45分の13話に再構築されて放送されたというのも異色。主題歌のback numberの「青い春」も印象的。
第4位「スープカレー
5つのオムニバスストーリーをシャッフルしているため、一つのストーリーに対する感情移入は薄味になっているのですが、実に演劇人らしい演劇風のドラマに仕上がってテンポも後味も良かったです。つみきみほとか渡辺満里奈とか世代を感じる配役も良。このドラマの主題歌もback number。
第3位「ボーイズ・オン・ザ・ラン
漫画原作のドラマとしては成功だと思うし、期待を良い意味で大きく裏切ったドラマとしては2012年随一。配役や脚本的な縛りがきつかったと思うのですが、それでもどうにかしてしまったという意味で制作スタッフは優秀なのだと思います。
第2位「最後から二番目の恋
最後から二番目の恋 Blu-ray BOX

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日本中のおっさん&おばさんが喜んだであろう実にわかっているドラマ。これほどキャラが立ちまくっているドラマも珍しく、役者側も楽しみながらドラマに取り組んでいるのが滲み出ていました。中井貴一の芸達者振りが小泉今日子の魅力を引き出しているのはもちろん、内田有紀坂口憲二までもがノリノリ(これも古い表現)だったのが印象的。
第1位「リーガル・ハイ
リーガル・ハイ Blu-ray BOX

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リーガル・ハイ」に関しては以前も記事にしているので、改めて書くこともないのですが、やはり2012年のドラマ中ではエンターティメントという面で抜きんでていたと思います。ガッキーを初めて可愛いと思ったのも2012年の淡い思い出。


という事で駆け足で何とかご紹介出来ました。という事で2013年も良いドラマとの出会いがありますように。