2011年度年間ベストアルバム【31〜40位の発表】

引き続き31〜40位まで発表します。この辺は全くレビューが書けていませんね。猛省。

31位 Patrick Wolf 『Lupercalia』

Lupercalia

Lupercalia

才気あふれるパトリック君も一周回った感があり、分裂症気味だったサウンドサウンドの幅という表現に近づき、陰陽のバランスが保たれる作品に仕上がっていると思います。「The City」みたいな楽曲はやっぱり彼の大きな武器だと思います。


32位 The Rifles 『Freedom Run』

Freedom Run

Freedom Run

アルバム前半のとろける様にメロウな展開は、期待を良い意味で裏切る素晴らしき新展開。このバンドがUKでも新たな地位を確立した証にもなっていると思います。まるで甘口のOcean Colour Sceneの様。後半ジャムっぽく展開していく部分は愛嬌。日本のメディアはこの辺のバンドを取り上げなさすぎるし、その為か、認知度が低すぎるのが残念。


33位 Kasabian 『Velociraptor!』

Velociraptor!

Velociraptor!

Kasabianらしさを打ち出しながらも、思いっきりBeatles風のサウンドサイケデリックをバランス良く配合出来ていて、非常に聞きやすいく完成度の高いアルバムだと思います。結果的にKasabianのアルバムでは一番好き。


34位 Frankie & The Heartstrings 『Hunger』

Hunger

Hunger

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35位 Toploader 『Only Human』

Only Human

Only Human

2011年で一番驚かされた再結成アルバム。土臭さ、男臭さが消え去ってまるでColdplaySnow Patrolの様なアルバムに仕上がっており、再結成した事以上にその内容に驚き。それでもこのカムバックは好意的に受け入れたいし、完成度の高さとボーカルの力量もあって、カムバック作としては十分な仕上がり。


36位 星野源 『エピソード』

エピソード

エピソード

アルバムを聞けば聞くほど彼の人気が分かるような、やっぱり分からないような不思議なアルバム。シンガーソングライターとしてのキャラと歌詞とメロディを一定の方向に突き詰めていった様な楽曲群は、ストイックのようで脱力感のある世界観を構築しています。


37位 Jon Fratelli 『Psycho Jukebox』

Psycho Jukebox

Psycho Jukebox

ご存じFratellisのフロントマンのソロデビューアルバムは、非常にオーソドックスなロックアルバムで何の飾りも捻りも無いのですが、Fratellisでも発揮されていたメロディのフックは健在。非常に予想通りで面白みは無いアルバムなのですが、曲の良さと今後の活動に期待してこの順位にしました。


38位 Red Hot Chili Peppers 『I'm with You』

I'm With You

I'm With You

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39位 Laura Marling 『A Creature I Don't Know』

Creature I Don't Know

Creature I Don't Know

まだ21歳(今年の2月で22歳)とは思えないほど深遠で、親しみが無くなり過ぎな気もしますが、2008年、2010年、2011年とアルバムを発表し、どのアルバムも高いクオリティを誇り市場に受け入れられているわけで、それはやはりもの凄い。このペースにとんでもない可能性を感じる反面、さらに遠すぎるところまで一気に行ってしまうのではという懸念もあります。


40位 David Guetta 『Nothing but the Beat』

Nothing But the Beat

Nothing But the Beat

旬のアーティストをふんだんに起用して、流行のダンスサウンドを取り入れて、ポップで楽しいダンスアルバムを作りました。そんな身も蓋も無いアルバムですが、それがダンスミュージックの本質でもあり、それをここまでハッキリと形に出来る事が凄い。