2011年Lyme-Records的ドラマアカデミー

CDレビューが中々書けない中、ブログの趣旨も考えずに2011年はドラマの年間ランキングを発表します。1〜10位まで張り切って発表していますので興味のある方はどうぞ。

第10位「蜜の味〜A Taste Honey〜」

蜜の味〜A Taste Of Honey〜 完全版 BD-BOX [Blu-ray]

蜜の味〜A Taste Of Honey〜 完全版 BD-BOX [Blu-ray]

このドラマは非常に惜しいドラマで何となく役者とストーリーのポテンシャルを生かし切れて無い印象が残りました。aikoの主題歌に菅野美穂という相性も良かっただけに勿体ない。結局全員が収まるところに収まった感も残念。そんな中、ARATAの声が豊川悦司に異様に似ている事を発見した事が最大の収穫。というか同じストーリーで15年前に豊川悦司ARATA役)と矢田亜希子榮倉奈々役)と常盤貴子菅野美穂役)とかでやったらもの凄くヒットしていたっぽい。主題歌はドリカムで。

第9位「絶対零度〜特殊犯罪潜入捜査〜

シリーズ物の第2弾でさほど予算をかけずに作られた割に良作。桐谷健太を加えたくらいでどうにかなるものかと心配しましたがどうにかなったっぽいです。凡庸な刑事物にならない配慮とシナリオの勝利だと思います。兎にも角にも上戸彩ですが、ようやく当たりと言える作品に出会えて良かったです。終盤出てきたユースケ・サンタマリアが良い味を出していました。

第8位「スクール!!

スクール!! DVD-BOX

スクール!! DVD-BOX

非常に地味で低視聴率に終わりましたが、実にまともな学園物でした。生き生きした江口洋介はあんちゃん以来ではないでしょうか。子供達も魅力的だったと思います。覆面歌手さんはどうみても教師に見えませんでしたが、西島秀俊が独特の存在感を出しており、今作がのちの「僕とスターの99日」主演に繋がったのではないかと思います。今をときめく鈴木福君も出ていましたよっと。

第7位「それでも、生きてゆく

今年は本当に満島ひかりをよく見た一年で、凄く上手い女優さんだなと感心しました。あの声のトーンと笑い声が耳から離れない。シリアスなテーマを非常に丁寧に描いている印象が残り、オリジナルストーリーとして良い仕上がりでした。あと、倉科カナ酒井若菜佐藤江梨子に加えて穂花が出演しており、別の意味で注目を集めました。流石にこの辺で田中圭に飽きてきたのは内緒です。

第6位「家政婦のミタ

「家政婦のミタ」Blu-ray BOX

「家政婦のミタ」Blu-ray BOX

ご存じ2011年最大のヒットドラマにして、21世紀のドラマ界に金字塔を打ち立てたお化け視聴率のドラマ。安心の遊川和彦脚本がここまでブレイクすると清々しさを感じます。確かにキャストの活かし方が抜群で、松嶋菜々子はもちろん、長谷川博己忽那汐里も完全に別のステージが拓けたのでは無いかと思います。それにしても本田望結の様な有望な子役が次から次に出てくるので覚えるのが大変。

第5位「美しい隣人

美しい隣人 DVD-BOX

美しい隣人 DVD-BOX

ラストが物議を醸すように仕立てられている事も含めて、サスペンスものとしては中々の出来。最初聞いてポカーンとなった東方神起の主題歌もいつの間にかに慣れました。仲間由紀恵にはもっともっとサイコな役どころをこなしていって欲しいと思います。2011年の印象に残る子役で、売れっ子になった谷花音を知ったのは確かこのドラマ。

第4位「JIN−仁−

JIN-仁- 完結編 Blu-ray BOX

JIN-仁- 完結編 Blu-ray BOX

なんだかんだ言っても手堅い仕上がりで、豪華な配役を持てあます事無く、そしてだれもが坂本龍馬のモノマネをやりたくなる様な仕上がりでした。福田彩乃のお陰で綾瀬はるかのコロリとペニシリンが耳から離れません。

第3位「11人もいる!

11人もいる!Blu-ray BOX

11人もいる!Blu-ray BOX

宮藤官九郎脚本という事だけあって流石の配役の巧さ。広末涼子の使い方が抜群な事はもちろん、全体的にビシッと配役が決まっています。星野源RED RICE湘南乃風)の使い方も素晴らしかったと思いますし、あの女優の影響下にある有村架純には可能性を感じます。ちょっと終盤の突飛な展開に賛否が分かれると思いますが、力技でまとめきったと思います。

第2位「名前をなくした女神

名前をなくした女神 DVD-BOX

名前をなくした女神 DVD-BOX

基本的にいやーなママ友のお話ですが、脚本と配役とバランスが良かったドラマだと思います。 空気嫁の杏、ちひろだよっの尾野真千子、泥棒猫の倉科カナ、ラスボスのりょう、ヒガシの妻の木村佳乃と楽しませてもらいました。KEIJI(EXILE)がヒモザイルと呼ばれていたのも良い思い出です。杏の息子役の藤本哉汰はミタさんの息子でもあり、かなりのキーパーソンっぷり。

第1位「鈴木先生

鈴木先生 完全版 DVD-BOX

鈴木先生 完全版 DVD-BOX

いやもうこのブログでも書いた通り、一番嵌りました。超低視聴率にあえいだこのドラマと嘘みたいな高視聴率ドラマになったあのドラマの両方に出ている長谷川博己の2011年の高低差を考えると耳がキー(以下省略)。あとは映画されるかどうか。原作の漫画を読む限り映画化出来そうなエピソードはありますし、「セカンドバージン」を映画化している場合ではないと思います。

という事で駆け足でご紹介しました。ここに出てきていないドラマの中には、まだ見終わっていないものもあるのであくまでも2011年に見終えたドラマでの判断。という事で2012年も良いドラマとの出会いがありますように。