2011年のプロ野球が終わる

ホークスの優勝は地元民としては大歓迎なのですが、ここは冷静に分析。
一言で言えば、自分が思っていたより遙かに秋山監督はシビアで勝負に徹していた事がホークスを勝利に導いた最大の要因だと思います。1、2戦目を普段野球で落とした事で、3戦目から采配がガラリと変わりました。逆に落合監督の采配には過度の信頼と若干の優しさが見え隠れして、それが裏目に出ていた様に感じました。もちろん、ドラゴンズの選手層が薄く取って代わる選手が少ない事もあるのですが、谷繁、河原、佐伯の起用法にはその辺が滲み出ていた様に思います。逆に秋山監督の馬原、ファルケンボーグ、松田、摂津の起用法はその真逆で、駒を全て使うのでは無く好調の選手のみを躊躇無く注ぎ込めた事が勝因だと思うし、今年のホークスの戦力であればそれが可能だった訳で、その戦力をシッカリと使う事が出来た点が素晴らしかったと思います。一方のドラゴンズはミスも多かったし、正直あの打線の調子であれば、良く3つも勝てたなというのが正直な感想。でも点が取れない事が前提の様な試合の進め方は非常に興味深く、統一球導入元年である2011年を象徴したチームと戦い方だったと思います。落合監督をはじめ中日ドラゴンズの選手、スタッフの皆様お疲れ様でした。
個人的なMVPは投手では摂津、野手では川崎。福岡ソフトバンクホークス優勝、本当におめでとう御座います。