確かに今月のrockin'onは厚いけれど騙されないんだからねっ!!

今月のrockin'onページ数はですね。255ページなんです。表紙に「フジ・ロック、サマーソニック!全記録永久保存版 全90ページ!!」銘打っているだけあって、先月から比べると70ページも増えています。

263(2009年10月)→255(11月)→215(12月)→215(2010年1月)→207(2月)→199(3月)→191(4月)→191(5月)→207(6月)→207(7月)→215(8月)→183(9月)→255(10月)

増えていますがしかし・・・久し振りに見た特別価格によってrockin'onの本体価格が690円という事で40円アップ。ここで以前検証したページ単価に換算してみると、1ページ辺りの単価が約2.7円。恐ろしいほどの薄さを記録した先月号が約3.55円だった事から考えると、確かにお得感はあるのですが、2009年の10〜11月号が同じ様なボリュームで特別価格ではない650円だった事を考えると、確かに写真ページは増えたのでしょうが、単純に価格だけが上がったという状態。
編集後記で山崎洋一郎編集長が書いているBUZZを出さずに今月号を作った経緯は理解出来るのですが、一番の原因と考えられる広告収入や発行部数の増減に関してはオブラートに包まれている為、少々釈然としない思いが残るのも確か(いやもちろん、ハッキリと激減しているとは書けないのも理解出来るのですが)。
渋松対談もフジの感想になっていましたし、今月号はフェスの総括的な内容にはなっており、誌面を挙げて今回のフェス特集号を盛り上げていこうという雰囲気は感じるのですが、一方で、まだまだ過渡期というか再建中の企業の様な雰囲気があるのは確かだし、肝心のフェスのレポート内容には取り立てて見るべき点が無いので、根本的な建て直しはまだ先になるのではないかというのが正直な感想。
他の内容に目を移すと、児島女史のManic Street Preachersのインタビューと、そこに入りきれなかったコレポン通信でのPaul McCartneyとのエピソード。Motown Junk」の例の一節に関しての受け答えは興味深かったです。あとロックリスナー成海璃子のインタビューも面白かったです。臼田あさ美とのユニットの実現が楽しみ。司会進行的なMCはぜひとも高樹千佳子で。
という事で来月からの展開としては、可能性が高い順に、「特別価格が無くなり650円に戻りページ大幅減」「さり気無く690円が定価になりページ数維持」「特別価格が無くなり650円に戻りページ数は維持」になるかと思うのですが、流石に「さり気無く690円が定価になりページ数大幅減」になれば流石に買うのを辞めちゃうんだからねっ!!