『R-1ぐらんぷり2010』のサバイバルステージ雑感と決勝の展望

という事で、サバイバルステージの結果から。
得点結果
1位 1110点 COWCOW山田
2位 730点 友近
3位 490点 田上よしえ
4位 370点 アナログタロウ
5位 350点 ユリオカ超特Q
6位 250点 ゆってぃ
7位 190点 もう中学生
8位 160点 中山功太
9位 170点 今泉
10位 130点 ナオユキ

正直にいえばCOWCOW山田與志のネタは昨年の決勝の域には達していないと感じたのですが、あのメンバーと審査員の一人二票というシステムを考えれば、まあ順当な結果でしょう。友近は彼女にしては非常に分かりやすいネタだと思ったし、フットルースを推したいが為に着地点を見つけ出したかの様なネタで、そのマニアックな着眼点と大衆性に接点が見られたのは良かったと思います。応援していた田上よしえも上位に食い込んで、印象を残す事が出来たと思うし、「寺島しのぶ似の美女」という件が恐ろしいほどタイムリーで素晴らしかったです。彼女の言葉のチョイスは抜きん出ていると思うので、今年はもう少しテレビでも見られると良いのですが。アナログタロウはネタよりもイントロクイズ的な「この曲なんだっけ?」な意識が先行してしまって集中出来ず。長くなるので後は割愛。前年度の王者と自分は笑いのポイントがことごとくあっていない様で、彼の今後が心配。
そして話が逸れるのですが田上よしえMySpaceのアカウントも持っていて、フレンドリストを見てみるとサンドウィッチマン大輪教授の下にcapsulePOLYSICSがあったりと中々素敵な感じです。 !!! (Chk Chk Chk) の名前もありますし、Lyme-Records的には応援せざるを得ないです。
http://www.myspace.com/tanoueyoshie
閑話休題。という事で決勝の展望ですが、結論からいえばバカリズムが大本命と思っています。そして対抗がエハラマサヒロなだぎ武である事は多くの人が感じていると思います。可能性としては川島明もあるかなといったところ。今年からR-1グランプリのシステムが変わり、最終決戦に残る上位三組はネタをもう一本やる事になっているので、まずネタが二本揃えられる可能性の低い人は厳しい。あべこうじもいい加減に優勝したいでしょうが、漫談二本で優勝出来るかといえば厳しい面がありますし、今年は他の面子が強すぎるかなと思います。
個人的に注目しているのは審査員の顔ぶれが結構変わっている事で、得点に大きな影響が出るのではないかと思っています。審査員の面々は桂三枝高田純次大平サブロー清水ミチコラサール石井板尾創路伊東四朗になっている様で、板尾創路がどういった傾向で審査するのかが興味があります。この面子を見る限り、やはり発想力にシュールさも兼ね備え、毛色の違うネタを二本用意できるバカリズムが点数を伸ばす可能性が高いかと思います。ただし、圧倒的な勢いと笑いの爆発力を兼ね備えたエハラマサヒロなだぎ武が絡んでくるのは間違い無いですので、当日のネタの些細なミスや仕上がりで順位が左右されそうです。
とまあ偉そうに書いていますが、一番楽しみにしているのはグラップラーたかしのモノマネだったりします。魔裟斗が見たい。