BARBEE BOYSを少しだけ語る

BARBEE BOYSがMステに出演。
もろにバービー世代である自分には中々感慨深い。KONTA杏子の対等な掛け合いのボーカルスタイルは当時画期的だと思いましたが、2010年を迎えてもその完成度を超えるバンドは未だに出て来ていないと思います。ボーカルの比率がほとんど対等な男女のツインボーカルという事がまず難しい。そして、バンドという形態でパートにラップを含まない事、歌詞の世界観が男女それぞれの目線で語られたストーリーとして成立している事。これだけの条件を満たしているバンドは世界的に見ても類稀だと思います。しかもメインのソングライティングはフロントマンの二人ではなくてギターのいまみちともたかですからね。ボーカルの一人はクルクル回ってて、もう一人はサックス途中で吹いてるし、冷静に考えてもこの編成は本当に珍しい。
最初に聞いた曲は「負けるもんか」だった様な気がしますが、それはもう衝撃的でしたね。大体、自分達の世代だったら男子はBOØWYとか尾崎豊ばかり聞いていて、その後BLUE HEARTSが出てきたら人気が爆発して、捻くれた奴というか面白いヤツはユニコーンに流れていった印象があります。女子には圧倒的にPRINCESS PRINCESSが人気ありましたね。そんな中、クラスでもお洒落なヤツというか斜に構えていた友人が聞いていたのがBARBEE BOYSで、何となく孤高の存在だったのを覚えています。
新作が出るのかどうかは分からないのですが、今日の映像を見る限り、本人達の外見上の老化はさて置けば十分やっていけそうだし、やり残した感の残るバンドだけに新作を期待してみたいと思います。
それにしても、BARBEE BOYSのメンバーの中でテレビで良く見かけるのがエンリケになるとは想像出来ませんでしたね。あと本編には全く関係ありませんが、ベッキー♪#のコンセプトが良く分からない。このままでは歌が上手い事の押し売りになりかねないので、注意が必要です。