Suedeの再結成を少しだけ考えてみる

Suedeのロイヤル・アルバート・ホールでの一夜限りの再結成ライヴに、Bernard Butlerが参加しない事が少しだけ波紋を呼んでいる様です。このニュースによると、Bernard ButlerBrett Andersonに直接会う機会があったものの声が掛からなかったと話しています。Suedeにはある程度の思い入れのある自分ですが、個人的にはむしろそちらの方が自然かと思っています。というのも後任のギタリストであるRichard Oakesは健在なわけで、最終的なラインナップでSuedeが再結成する事はごく自然の成り行きなのだと思うからで、冷静にバンドの歴史を考えてみれば、ツインギターがよほど必要な状況でも無い限り、Bernard Butlerの立ち位置は難しいと思います。その位、Brett AndersonBernard Butlerの関係性にはハッキリした答えが出ていると思いますし、実際にThe Tearsでも答えは出しているはずです。しかもBrett Andersonの信念を持った充実のソロ活動を見ていると、確実に前を見据えている姿勢にも共感出来るわけで、今回の判断も全面的に支持したいと思っています。
とまあ偉そうに書きましたが、Bernard Butlerがサブライズでのゲスト出演でもしてくれれば、それはそれで嬉しいというミーハー心も当然あるわけですけどね。
Bernard Butlerが去ってからのSuedeで印象に残るのはやっぱりこの曲。『Coming Up』への架け橋になった名曲。