2009年M-1グランプリを妄想する

2009年M-1グランプリ決勝の面子が発表になっていたので一応予想。
出場者とネタ順は以下の通り。
1.ナイツ(マセキ芸能社)2年連続2回目
2.南海キャンディーズよしもとクリエイティブ・エージェンシー)4年ぶり3回目
3.東京ダイナマイトよしもとクリエイティブ・エージェンシー)5年ぶり2回目
4.ハリセンボン(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)2年ぶり2回目
5.笑い飯よしもとクリエイティブ・エージェンシー)8年連続8回目
6.ハライチ(ワタナベエンターテインメント)初出場
7.モンスターエンジンよしもとクリエイティブ・エージェンシー)2年連続2回目
8.パンクブーブーよしもとクリエイティブ・エージェンシー)初出場

相変わらずよしもとの占める割合が高いですが、そんな中で注目は東京ダイナマイト。事務所をよしもとに移籍した途端に決勝進出という色々な意味で絶妙のタイミング。ハチミツ次郎はよしもとの体制やM-1自体に色々と物申していた記憶があったのですが、まさかそのよしもとから決勝進出するとは。個人的には東京ダイナマイトのネタは好きなんですけど、テクニカルなものが要求されている傾向の強い近年のM-1でどれだけ食い込めるでしょうか。今回は初登場が2組と少なめ(昨年は6組)で新鮮味が薄いですが、ハライチパンクブーブーという非常に対照的な二組が残っていますね。ハライチは上手さもあるし、決勝出場の資格は十分にあると思うのですが、まだ芸として熟し切れていないというイメージもあります。パンクブーブーは昨年の段階で残るかなと思っていたし、敗者復活ではオードリーパンクブーブーを予想していたぐらいなので満を持しての決勝という印象で、順番も悪くないですし、最終決戦まで残るかもしれませんね。逆に露出が増えて、新鮮味の無くなったナイツは順番的にもトップという厳しい位置なので、よほどの新境地を打ち出さないと厳しいかもしれません。でも、先日の芸人どっきりでの感動的な逸話の延長線上にM-1の優勝があると、これはもう物凄いストーリーですので、その意味では興味深いですね。新鮮味が無いという意味では南海キャンディーズハリセンボン辺りは厳しいのですが、自力がある二組なのでどちらかが最終決戦に残りそうな予感です。モンスターエンジンはやはりコントの方に適正があると思うので、M-1での評価が難しい。
一応予想しておくと、いい加減に優勝させたい笑い飯が大本命で、優勝するには絶好のタイミングと面子とネタ順の様に思います。本命◎笑い飯、対抗○パンクブーブーナイツ、敗者復活。穴△がモンスターエンジン東京ダイナマイト。とまあ何とも面白みのない予想にしておきます。敗者復活予想としては磁石、流れ星、銀シャリハマカーン辺りが決勝未出場組では力があるかと。千鳥、タイムマシーン3号キングコング辺りの決勝経験者も可能性としてはあります。ただしキングコングは昨年の最大のチャンスを完全に棒に振ってしまったので絶望的に苦しい。NON STYLEが残れなかったのは、昨年からの上積みの少なさが原因だと思うし、中途半端な売れ方(というより売れてない)で非常に気の毒。敗者復活からの優勝という最高のシナリオが残されてはいるものの、イマイチ売れないM-1王者という立ち位置の方に可能性というか望みがありそうなので、開き直る事で活路を見出して欲しいと思います。