Beatlesの『With the Beatles』Stereoリマスター盤の雑感

という事でBeatles『With the BeatlesStereoリマスター盤をずっと聞いてました。『With the Beatlesって前作から4ヶ月で作られたとは思えないほど、クオリティというかサウンドの幅が広がっているのは有名で、リマスター盤になると、その辺のサウンドの広がりもダイレクトに感じる事が出来ます。ジョンのボーカルが『Please Please Me』に引き続き冴えているのはもちろん、ジョージが4曲でリードボーカルとって存在感が増しているのも印象的(「You Really Got A Hold On Me」はジョンのリードの印象強いですが、ハーモニーはジョージ)。「All My Loving」は自分が初めて聞いたBeatles愛のバラード集』みたいなタイトルの編集盤(今思えばビートルズ バラード・ベスト20』だったのかもしれないけど、ジャケット等は記憶に無くて海賊盤だったのかもしれない)のカセットテープに何故か収録されていたアップテンポな曲で、幼い頃、最初に好きになった曲でもあるので思い入れが強い。「Till There Was You」、「Please Mister Postman」、「Roll Over Beethoven」、「You Really Got A Hold On Me」、「Devil In Her Heart」、「Money (That's I Want)」とカバー曲も粒揃いなのも嬉しい。自分はBeatles以上に原曲を超えるカバー曲を生み出したアーティストを知らない。だから『With the BeatlesBeatles for Sale』がカバー曲が多いからという理由で評価が下げられているの見るといつも納得がいかないですね。逆にRolling Stonesに提供した「I Wanna Be Your Man」みたいなケース(レノン・マッカートニーのクレジットでリンゴが歌っているのも意地が悪いというか、自分達の作曲能力に確信的な自信があったというか)もあって、そのストーリーも興味深い。何より『With the BeatlesってBeatles随一の最高なロックンロールアルバムだと思うんですけどね。
次は『A Hard Day's Night』を聞いてみようと思う。

WITH THE BEATLES

WITH THE BEATLES