Beatlesの『Please Please Me』Stereoリマスター盤の雑感

という事でBeatlesの『Please Please Me』Stereoリマスター盤をずっと聞いてましたが、Monoに聞きなれた自分にしてみれば少々違和感の残るチャンネルの振り分けなのは確か。Monoのリマスターをまだ聞いてないので判断は付きませんが、スタジオライブ盤に近いようなアルバムですので、リマスターに関してもMonoのガッツリと勢いあるヴァージョンの方が良いのかもと思いました。ただし、一つ一つの楽器がしっかりと聞こえてきますので、リマスター自体は決して悪い仕事ではないと思います。「Love Me Do」なんてこんなにタンバリンの音が鳴ってたっけという印象（「Love Me Do」はステレオバージョンが存在しない為、モノラルバージョンのまま）。ボーカルもかなり立って聞こえるので、この『Please Please Me』というアルバムがジョンのボーカルアルバムとしての側面を、より一層浮き立たせている様に思います。「Twist And Shout」や「Baby It’s You」はもちろんですが、改めて「Anna (Go to Him) 」の振り幅のあるボーカルなんて凄いと思う。もの凄くポップな事をこの熱量とテンションでやっているわけで、それが一枚のアルバムの中に封じ込められているのを再確認。最高。
次は『With the Beatles』を聞いてみよう。

PLEASE PLEASE ME