今クール【2009年1月】のドラマ視聴の途中経過

「トライアングル」が豪華な配役の割りに視聴率が伸び悩んでいるのは、そのテンポの悪さに原因があると思う。物語のテンポが悪いから見ていて間延びするし、予想の範囲内のありがちな展開だけ目立ってしまい空振り気味。その点ありふれた奇跡なんかはじっくりと丁寧に描写が出来ているし、中盤から物語が展開して面白くなってきました。ラブシャッフルは現実味が無さ過ぎて、本来ならその軽さを楽しむべきなんですけど、ちょっと浮世離れし過ぎかと。省略して良い描写はバッサリといってるのでテンポはやけに良いけど、恐らく内容自体が今の視聴者のニーズに合っていないのではないかと感じます。15年前なら伝説のドラマになったかもしれないんですけどね。しかしながら両ドラマとも、山田太一野島伸司という一時代を築いた脚本家の作品だけに安心感はあります(残念ながら視聴率はいまいちですが)。メイちゃんの執事榮倉奈々の声の高音部分や高身長なその存在感が長澤まさみとそっくりで、気になって仕方ない。ヴォイス〜命なき者の声〜「キイナ 〜不可能犯罪捜査官〜」は同じようなラインだけど、悪くないと思います。今クールは本数を絞っただけに視聴が楽で、内容もそれなりに楽しめています。
明日は今日書きあがらなかったM.Wardの新作『Hold Time』のレビューの予定。決して今日の更新はやっつけではない・・・