Los Campesinos!の『We Are Beautiful, We Are Doomed』はあっという間の快速盤
Los Campesinos!の『We Are Beautiful, We Are Doomed』が前作『Hold on Now, Youngster...』から僅か八ヶ月というやたらと短いスパンで届けられたのでご紹介。
『We Are Beautiful, We Are Doomed』はわずか11日でレコーディングされたとは思えないほどクオリティが高いし、個人的に何となく苦手だった過剰さが二作目にして楽曲にしっくりと馴染んで来ている様な印象で、自分の耳が慣れたのかそれとも彼らが飛躍したのか、それとも両方なのか。兎に角、大変好感度も上がりました。この辺はプロデューサーにJohn Goodmanson(アメリカのインディーズバンドのプロデュースが多く、Death Cab for CutieやThe Posiesとも仕事しています。)を迎えてシアトルでレコーディングされた事も大きいのではないかと思っていて、アルバムの全体的なトーンがちょっぴり落ち着いた事に繋がったのではないかと感じます。正直、前作『Hold on Now, Youngster...』の段階では、それ程ピンときてなかったんですが、その後のシングル群や新作『We Are Beautiful, We Are Doomed』が異常なペースでリリースされたにも関わらず、全くクオリティを落としていないのは素晴らしい事だと思います。だから、前作を気に入った人は当然買うべき作品だと思うし、逆に初めてLos Campesinos!を聞いて気に入ったのであれば前作も必ず聞いて頂きたいものです。それにしてもLos Campesinos!がドンドン作品をリリースしてくれるのは嬉しいのですが、Los Campesinos!のポテンシャルを考えれば、ジックリと作品作りに取り組んで作りこんだものが、どういったな感じになるのかを聞いてみたいものです(といっても全く同じ様な作品出し続けそうだけど)。次作がどのくらいのスパンで届けられるかは分かりませんが、期待して待ちたいと思っています。
自分が買ったのはツアードキュメンタリーのDVD付の輸入盤。知性派でどちらかというと嫌な奴らではないだろうかと、勝手にイメージしていましたが、嫌味の無い極ふつーの方々の様で、予想通りに演奏力は高くないものの、良い雰囲気でバンド活動をやっているのが伺えます。
日本で鮨食ってる様子やサマーソニックの舞台裏も覗けるので、ニホンノミナサンドーゾ。
We Are Beautiful: We Are Doomed (W/Dvd)
- アーティスト: Campesinos
- 出版社/メーカー: Arts & Crafts
- 発売日: 2008/11/24
- メディア: CD
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