「Strum Und Drang」でKitsuneさん達を目撃してしてきた

博多獅士PRESENTS「Strum Und Drang」(シュトゥルム ウント ドラング)に参戦してきたので以下レポート。
もちろんお目当ては今をトキメククリエーター集団KitsuneGildas & MasayaのDJ!!
といいたいところですが、何よりも商業施設である博多リバレインのeeny meeny miny mo(イニミニマニモ)をどんな風にクラブ仕様に変貌させるのかという主催者側のコンセプトやオペレーションに興味があったわけでして、ちょっと斜めから見て参りました。前売り券を公演日の前々日に取ったにもかかわらず、整理券番号が出席番号みたいな番号(大洋のレイノルズの背番号ね)で、しかも周りにも参戦する人もいなく、不安な気持ちを抱えながら会場に向かったのですが、その心配は無用のものとなりました。会場に到着すると想像以上の数のスタッフと、美しいもぎり嬢に迎えられ、会場内には野外でも対応出来る規模の機材がセッティングされており、このイベントの本気度が伺えました。しかもこの会場でオールナイトで出来るのかなと心配してたのですが、4時までやるとの事で感心。



最初は人がまばらだったものの

最終的には

裏からDJブースも覗けたのでDJの動きが見やすかった。

面白かったのは、会場である博多リバレインの5階というのが多くの飲食店が入店しているスペースでありまして、普通に食事に来ているご年配のお客さんが物珍しそうに眺めており、客層が物凄くカオスな状態になっておりました(ちなみに開場は9時からで飲食店は11時まで)。徐々にイベントに入場するお客も増え始め、最終的には数百人は集まったと思うのですが、配置されたスタッフの数や設備を考えれば、決して十分な動員ではなかったのかもしれません。しかし、興行的には成功といえる盛り上がりと動員を記録できたのではないかと思います。また、今回の福岡のイベントはスポンサーが飲食店ということもあり、パンフレットには飲食店の協賛広告が並んでいたりと普通のクラブイベントとは少し違う趣もあり、その辺も興味深かったです。
で、肝心のイベントの内容ですが所謂エレクトロ・クラッシュ的な選曲でフロアを沸かしていたのですが、この辺りはKitsuneレーベルの得意とするところで、バッキバキなサウンドが会場を支配していました。Gildas & MasayaのDJは初見だったのですが、同じ様に二人組でプレイするスタイルの2 Many DJ'sの様に役割が分担されて交互に繋ぐというより、協力して一つの流れを生み出している様なDJスタイルで、2 Many DJ'sが時折見せる様な遊び心を打ち出すのではなく、一貫してKituneレーベルの色を打ち出す事に終始している印象。レーベルの特色をハッキリさせる事で実際にKitsuneのブランド化は成功しているし、今一番勢いのあるレーベルになりえたのも納得といったところでしょうか。ちなみにKitsuneはアパレルも手掛けており、その意味ではLyme-Recordsのライバルブランドともいえるわけで(勝手にいってみただけですが)、非常に参考になる部分も大きかったです。

Gildas & Masaya
他にも地元のDJの方やティーヴ青木、ファッションモデルのエリー・ローズなどがDJでフロアを沸かせていましたが、残念ながらエリー・ローズのDJ(ふつーに違和感無くDJやってましたよ彼女)の時間帯には体力の限界を感じてスゴスゴと帰宅。美しいもぎり嬢に現を抜かしてドリンクチケットを貰い損ねた事と、SDカードが一杯で写真が数枚しか撮れずエリー・ローズを撮り損ねたのは内緒。