「Submerge Vol.34」のセットリストとChris Helme

久しぶりのDJだったのですが、何とか成し得ることが出来ました。以下備忘録的にメモしておきます。


1. John Squire 「I Miss You」
2. The Seahorses 「You Can Talk to Me」
3. Codeine Velvet Club 「I Am the Resurrection」
4. Ian Brown 「In the Year 2525」(Zager and Evans cover)
5. Primal Scream 「Star」
6. UNKLE 「Reign」(featuring Ian Brown and Mani)
7. Ian Brown 「Billie Jean」
8. The Stone Roses 「Elephant Stone」(Mint Royale remix)
9. The Stone Roses 「Sally Cinnamon」
10. The Stone Roses 「Bye Bye Badman」

取りあえず、このブログにも書いていたとおり、事前準備としてはStone Roses本体はメインDJにお任せすることにして、Ian Brown中心にメンバーのソロ活動やその他のバンド活動の音源を準備していきました。が、しかしなんと直前のゲストDJの方がIan Brown中心にプレイするとのことで、取りあえずバタバタとIan Brownのソロアルバムを選曲から外し気味にしたのですが、ゲストDJの方にも選曲に気を遣わせてしまって申し訳ない限りで猛省いたしました。
ということで、John Squireの楽曲の中でもStone RosesIan Brownへの気持ちが滲み出ているであろう楽曲を選んでスタート。Codeine Velvet Clubの「I Am the Resurrection」はStone Rosesのカバー楽曲の中では好きな楽曲。いなたいバロックポップが良い塩梅です。というか、Stone Rosesの楽曲って独特すぎて知名度の割にはカバー楽曲が少ないと思います。
Ian Brownのカバーセンスが光る「In the Year 2525」は、ソロの楽曲の中では数少ないロックテイストが強い楽曲。さらにManiが参加している楽曲を続けて選曲。自分はPrimal Screamのアルバムの中では『Vanishing Point』が一番好きで、「Star」は絶対外せない楽曲。UNKLEの楽曲の中ではもちろん、「Be There」が有名ですが、他のDJの方がかけると思い(結局かからなかったけど)、ここは外して「Reign」。そしてIan Brownのルーツでもある脱力系のカバー「Billie Jean」。
最後はStone Rosesの楽曲を並べてみましたが、「Elephant Stone」はリミックスです。ご存じの通り、『The Remixes』というリミックス集からの一曲で、同郷のMint Royaleのリミックスはラウンジらしさもあって良い出来だと思います。そしてある意味、この曲からStone Rosesサウンドのスタイルが確立したとも言える「Sally Cinnamon」にアルバム『The Stone Roses』の中で最も彼らにスピリッツを現していると思う「Bye Bye Badman」。というか「Bye Bye Badman」こそが『The Stone Roses』というアルバムの命題でもある「パリ五月革命」を歌っていて、アルバムジャケットのアートワークのタイトルでもあるわけで、この楽曲はもっともっとスポットが当たるべき楽曲だと思います。
ということでザックリと振りかぶってみました。イベントとしてはStone Rosesの楽曲があまりかからないという致命的な反省点があり、個人的にも力不足を感じましたが、このタイミングでStone Rosesを再考できたという意味ではイベントとしては最高のタイミングだったと思います、ダジャレ。

最後にThe Seahorsesという運命に振り回されたバンドのボーカリストであるChris Helmeの事を少々。Seahorsesはそれなりのアルバム一枚と秀逸な「You Can Talk to Me」というシングルを産み落としたバンドではありますが、あっという間に解散。しかし、Chris Helmeはバンド解散後もThe Yardsというバンドを経てソロ活動をマイペースながらも継続しており、その事が日本では全く知られていないであろう事は残念。というわけでソロアルバムからChris Helmeの楽曲の動画をご紹介。


http://www.chrishelme.co.uk/


あとChris Helmeはライブ活動も精力的に行っており、近々新しいアルバムが発売される模様。こんなイベントにも出演しています。しかしながらこのイベントのクソ豪華なこと。
ということで、憧れのイベントに羨望の眼差しを向けまくったところで〆とさせて頂きたいと思います。