Stereophonics「Take Me」【ふたりのシーズン】Part5

【ふたりのシーズン】第五回目はStereophonics
2013年に発売された最新作『Graffiti on the Train』は、地味ながらも地に足がつきまくった堅実な作品で、伊達に長きに渡ってサヴァイブしてきていないなという作品でした。「Indian Summer」あたりの楽曲は実にStereophonics節が炸裂した楽曲で、熱心なStereophonicsリスナーは枕を濡らしたのではないかと思います。そんなアルバムの中にも女性ボーカルをフィーチャーした楽曲があって、それが「Take Me」という楽曲。お相手はJakki Healyという女性。この人誰ぞと思い、調べてみたのですが、普通にKelly Jonesの彼女でした。元々MTVのジャーナリストの人みたいで、大々的には紹介されていないのも何となく納得。公私混同と叩かれそうなところですが、意外とええ声をしているので許されるのではないかと思います。まあ、こんな風にミュージシャンが自分の彼女をレコーディングに参加させる事って昔からありますしね。

グラフィティ・オン・ザ・トレイン

グラフィティ・オン・ザ・トレイン


これが相方でもガチのミュージシャンの場合、ちょっと事情が違ってきて、Avril LavigneなんかはChad Kroegerと結婚して最新作『Avril Lavigne』の「Let Me Go」ではデュエットしているわけですが、サウンド的には完全にNickelback調に仕上がっていて、そのサウンドにまでもパートナーの影響がみられるようになります。Avril Lavigneの場合はDeryck Whibleyと結婚していたときには、やっぱりパンク・ポップロックな影響は受けていたわけで、プロデューサー気質のChad Kroegerとの結婚が音楽性に影響を与えるのは必然的のように思います。
ということでデュエットとは切っても切れない色恋沙汰強めの楽曲紹介。まだまだ【ふたりのシーズン】続く予定。