遅れた更新 渋松対談

今月も終わりに近づいている中、rockin'on誌の6月号の感想を。表紙はArctic Monkeysでまあ順当なところ。新作『Suck It And See』の記事は当然ながら、2006年の『Whatever People Say I Am, That's What I'm Not』以降のUKロックの名盤32枚という括りの企画もありました。正直、テーマとしては微妙な部分もあって、32枚のチョイスの内容自体もウーンとは思うのですが、今からUKロックを聴いてみたいというリスナーには親切な企画になるのではないでしょうか。記事の中で読み入ったのは「Japan Disaster Benefit」の児島女史のレポートで、UKロックオールスターズのセットリストとコメントに目頭が熱くなりました。また、SUMMER SONIC 2011のブッキングの流れが良く分かるクリエイティブマンの清水代表のインタビューもオーガナイザー目線で読むと非常に楽しめました。あと渋松対談が9年振りに上下巻の単行本として発売されるとの事。どれだけ売れるかは見当付きませんが購入を検討。健闘を祈ります。ちなみに本誌のページ数は191ページで安定化。内容に関しても斬新さこそないですが、非常に落ち着いてきた感があり印象は良いです。
思えば、今月はsnoozer誌の廃刊発表という音楽雑誌業界を揺るがす出来事(このブログでもいつか記事にすると思うのですが)に注目が集まっていた訳で、今後はrockin'on誌にも多少なりとも期待がかかるというか揺り戻しもあるかもしれない訳でして、その辺も含めて来月は注目かなと思います。もちろん、snoozer誌の最終号も含めて。

定本渋松対談・復刻版

定本渋松対談・復刻版

渋松対談Z

渋松対談Z