杏の魅力とカバー・アルバムを考える
杏がいよいよ歌手デビューする。何だ、また女優の歌手デビューかよと思われがちですが、ちょっと違う目線で。
何せ自分は、女優としての杏の存在が「華麗なるスパイ」で見た時からずーと気になっていて、決して演技力があるとはいえないのですが、その長身で涼しげな佇まいや夏目雅子を髣髴とさせる眼力から生み出される存在感とオーラが物凄いなと思っていました。現状、少し強めの女の子を演じさせたらこの世代では彼女が一番旬で使いやすいだろうし、「ジョーカー 許されざる捜査官」で見せている新米刑事役など、基本的にツンデレ属性な彼女の需要は多々あるのではないかと思います。
そして、ああこの人は歌でも出したら新垣結衣のポジションを奪ってしまうかもしれないと思っていたところに、決定的だったのが「サムライ・ハイスクール」でのギターを弾きながら路上で歌うシーン。このシーンでギターを弾く姿があまりにも様になり過ぎていて、確実に音楽の素養がある事が滲み出ていたのが鮮烈に印象に残りました(未見だけど映画「BANDAGE バンデイジ」でも歌っているんですよね)。この時から杏の歌手デビューを密かに期待していた自分にしてみれば、今回のニュースは物凄く自然な流れだったし、カバーアルバムとはいえ、自ら選んだというその収録曲に感心。ちなみに収録予定曲はKAN「愛は勝つ」、槇原敬之「どんなときも。」、浜田真理子「あなたへ」、坂本九「心の瞳」、デビー・ブーン「You light up my life(邦題「恋するデビー」)」※もう1曲は現在選曲中。24歳の女性としては浮世離れしたこの選曲を、一体どの様にカバーするのか?11月のカバーアルバムの発売と、その後予定されているオリジナルアルバムの発売を楽しみに待ちたいと思います。
以上、昨日のカバーアルバムの記事に入れたかったけど、大事な話なので別エントリーにしてみました。
- アーティスト: 杏
- 出版社/メーカー: ERJ
- 発売日: 2010/11/10
- メディア: CD
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