頑張れHMV【90sUKバンド人気NO.1決定戦】

一時はTSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブの買収が発表されたHMVでしたが、先日買収の見送りが発表されました。路面店が次々に姿を消している最中に、買収のニュースが飛び込んできた為、何となく納得せざるを得ない状態だったのに、買収が白紙になった事で先が見えなくなってきました。老舗でもあり、国内最大規模だったHMV渋谷店の閉店という寂しいニュースもあって、店舗自体の存続が危ぶまれています。そんな中、HMV ONLINEの方では若干テコ入れがあったようで、面白い企画や取り組みもありますのでご紹介。
UKロックファンなら既に目にしていると思うのですが、HMVではワールドカップ開催に合わせて、「90sUKバンド人気NO.1決定戦」と称してトーナメント方式で熱い戦い(勝負を決するのは投票だけど)が繰り広げられていました。詳細はHPでご確認頂くとして、味わい深い対戦を抜粋。ちなみにトーナメント表は以下の様になっていました。

http://www.hmv.co.jp/select/britpop/article/1005270110/#wrapper

ElasticaBlurを対戦させたいが為にぶつけられたであろうShed Seven(本来ならGene×Shed SevenとかElastica×Echobelly or Sleeperになりそうなもんだけど)やDodgyの当て馬っぷり、BluetonesBoo Radleysを差し置いてまで何故かブリットポップ期のバンドとしてエントリーされたMarion(本来彼らは1996年デビューなので純粋なブリットポップ組とは言い難い)とか、1995年デビューなのに音楽性からブリットポップのバンドとしてはカウントされないReefが90年代のUKバンドブロックでひっそりとエントリーされているところとか、とにかく全体的に味わい深いです。もちろん、細かいところで良く分からないエントリーも多数あるのですが、いちいち突っ込まずに楽しむのがこの手の企画の楽しみ方。でもMenswe@rだけはなんとしてもブリットポップのブロックにエントリーして頂きたかった。
とは言ってもAsh×Ocean Colour SceneOcean Colour Sceneブリットポップ期より前にデビューしている事はさて置き)の様な好カードもありましたし、マッチメイクに問題がありそうなThe Jesus and Mary Chain×Bell And Sebastianのカードと、My Bloody Valentine×Museのカード(そもそもJesus and Mary ChainMy Bloody Valentineが90年代のUKバンドでエントリーされている事に違和感があるのですが。あとHappy Mondaysも)が結果的に好勝負になったりと、興味深いカードと投票結果が目白押しです。
そして、決勝の対戦は大方の予想通りoasis×Radiohead。結果は明日発表との事なので、興味のある方は確認してみて下さい。
というか頑張れHMVというエントリーのはずが話が逸れました。でもNMEやQ MAGAZINEなどの海外の雑誌がオンラインで買えるようになったのは嬉しい限り。頑張れHMV

NMEを今度買ってみよう。