We Are Scientistsが『Barbara』で見せた電撃的な進化

Andy Burrows(元Razorlight)の電撃加入も話題になったWe Are Scientistsの最新作『Barbara』をご紹介。
We Are Scientistsサウンドは荒削りだけどポップさを秘めた『Crap Attack』から、洗練されてきた『Brain Thrust Mastery』へ移行した時にもサウンドの変化は感じられたのですが、最新作『Barbara』では更にサウンドが大幅に変化しており、個人的にはこれが非常に嬉しい変化になっています。
クレジットによると全ての楽曲のメインソングライターはKeith Murrayになっていますが、ソングライティングの能力をRazorlightでもいかんなく発揮していたAndy Burrowsの加入が、楽曲のメロディの質を向上させた事は間違いないと思います。シングルになっている「Rules Don't Stop」「Nice Guys」はもちろん、「Jack & Ginger」「Break It Up」、そして最終曲「Central AC」とシングルに出来そうなアップテンポな楽曲も目白押しで、一気に聞かせるポップアルバムに『Barbara』は仕上がっており、ポストパンク的なエッジが影を潜めながらもコーラスワークやメロディに磨きが掛かる事で、新生We Are Scientistsとして一気に花が開いた感があります。また、Andy Burrowsの加入でリズム面での不安も一気に解消した事に加えて、ニューヨークを活動のベースにしていたWe Are ScientistsにUKロックの要素が溶け合う事で楽曲の幅が広がり、彼の加入が想像以上にバンドに良い効果を与えています。10曲で31分にまとめられたコンパクトさも好印象。

Barbara

Barbara

国内盤も出ます。音圧が少し低いアルバムですが、その辺国内盤はどうなるのでしょうかね。
バーバラ

バーバラ


今夜はこのPVのアクセスが増えるはず。馬鹿馬鹿しいけど嫌いじゃないぜ。