7 Worlds Collide の 『The Sun Came Out』はNeil Finnが手掛けた豪華コンピレーション
Crowded HouseのNeil Finnが手掛けるチャリティーアルバムが中々豪華なメンバーで製作されているのでご紹介(今回もマーさん絡み)。
7 Worlds Collideとは2001年に開催されたチャリティライヴ・プロジェクトの名前で、過去にライブ盤が発売になっていますが、今回はオリジナルのスタジオアルバム。参加アーテイストはNeil Finnを中心にTim FineやNeil Finnの息子でもありソロシンガーのLiam Finn(Neil Finnの奥さんやもう一人の息子のElroy Finnも参加)など、家族メンバーからJohnny Marr、Ed O'Brien(Radiohead)、Phil Selway(Radiohead)、 Sebastian Steinberg、 Lisa Germano、Don McGlashan、Bic Runga、Glenn Richards、KT Tunstall。そしてWilcoのメンバーであるJeff Tweedy、John Stirratt、Glenn Kotche、Pat Sansoneとかなり豪華。Crowded HouseにWilcoにRadioheadプラスとJohnny Marrという事で、サウンド的にはあまり近似点は感じないものの非常に興味深いメンバーが集まっています。
で、実際のアルバムのサウンドはというと、全体を通してギターロックを基調としたポップなサウンドといえるのですが、やはりこれだけのメンバーですから完成度は高いです。この『The Sun Came Out』は1枚のものと2枚組のものとの両方が発売されており、自分が購入したのは2枚組みのほうですが、楽曲の質にバラツキもないですので、買うなら2枚組がお勧めです。耳に残るのはNeil Finnが手掛けているポップな楽曲(一曲目の「Too Blue」から最高)ですが、ところどころJohnny Marrが絡んでくる事でギターサウンドも印象に残ります。マーさんがボーカルを務めた「Run In The Dust」という楽曲にはRadioheadの二人が参加して、ベースは元Soul Coughing(懐かしい)のSebastian Steinberg、Jeff Tweedyがハーモニカ、ハモンドオルガンがPat Sansone、コーラスがNeil Finnという事で、これは夢の競演といっても良いと思います。また、Jeff Tweedyが提供しボーカルを取る楽曲はまんまWilcoの印象(実際に「You Never Know」という楽曲はWilcoのアルバム『Wilco (The Album) 』にも収録)なのでWilcoファンにも堪らないところでしょう。そして面白いのはRadioheadのドラマーであるPhil Selwayが作曲を手掛けボーカルを取っている楽曲で、意外なほどしっかり歌えています。
とまあざっと聞いてみるだけで、沢山の聞きどころが見つかる程、『The Sun Came Out』は充実のコンピレーションといえ、お買い得な一枚といえるのですが、もちろん本来の目的であるチャリティとしてCDの売上は「Oxfam」(貧困を無くす事を目的とした国際的団体)に寄付されるそうなので、興味がある方はどうぞ聞いてみてくださいな。
- アーティスト: Seven Worlds Collide
- 出版社/メーカー: Sin UK
- 発売日: 2009/09/29
- メディア: CD
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- アーティスト: 7ワールズ・コライド
- 出版社/メーカー: SMJ
- 発売日: 2009/10/21
- メディア: CD
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