Jamie Tの『Sticks 'N' Stones』EPを聞きながら『Kings and Queens』の発売を待つ

9/7に待望のセカンドアルバム『Kings and Queens』をリリースするJamie Tですが、その予習として先行シングル『Sticks 'N' Stones』をご紹介。
『Sticks 'N' Stones』は4曲入りですのでEPという扱いになっているのですが、その4曲が粒揃い。タイトルトラックの「Sticks 'N' Stones」は性急なビートに乗せたJamie Tのライムが映える新境地の一曲で、「St Christopher」と「On The Green」は従来のJamie Tの楽曲に近いものですが、歌がダイレクトに響いてくる佳曲。そして最終曲の「The Dance Of The Young Professionals」はそのタイトル通りの踊れる一曲で、ブラームスのハンガリー舞曲第5番に大胆にスカのビートを取り入れて、それがしっかりとはまっています。ポップな掛け声が最高で、カップリングの楽曲にしておくのは惜しい程の出来。全体的に『Sticks 'N' Stones』EP全体を包むのはラップと緩さのバランスが冴えまくった陽性のトラッドミュージックで、ビートに良い意味でのいなたさを残しつつ、ポピュラリティも獲得した良質のEPだと思います。
そして、本日EPの第二弾である『Chaka Demus』が発売された後に、いよいよアルバム『Kings and Queens』の発売となるのですが、EPの楽曲はタイトルトラックを除いて未収録の様なので合わせてどうぞ。Jamie Tは歌詞がミソなので、国内盤の発売を切望。