Bleuの新作『A Watched Pot』が久しぶりの理由

Bleuの久々の新作『A Watched Pot』が発売されていたのでご紹介。

BleuといえばL.E.O.やThe Major Labelsでの活動があったものの新作が中々発表されなかったのですが、ここにきて6年ぶりのアルバムが発売されました。オフィシャルのSNSを覗いてみたのですが、どうやら今作『A Watched Pot』は2005年にレコーディングされていた様で、レーベルとの権利の関係上、発売が見送られて来ていた作品の様です。
では内容にも触れていきたいと思います。Bleuは大まかなジャンルでいえばパワーポップという事になるのでしょうが、今作『A Watched Pot』ではミドルテンポの楽曲が充実しており、どちらかと言えばじっくりと聞かせるタイプの楽曲が多いので、かなり落ち着いた内容に仕上がっていると思います。楽曲自体も「Save Me」や「Come 'N Go」の様に落ち着いたメロディを聞かせる楽曲が出来も良くアルバムの核になっているのですが、「Kiss Me」の様にストリングスが絡んでくるアップテンポの曲がこのアルバムの中では一層映えており、Bleuの真骨頂が発揮されています。また、Bleuのボーカル自体も円熟味の増したエモーショナルなものに進化しており、「Boy Meets Girl」ではボーカリストとしての才能が発揮されています。今作『A Watched Pot』の成長した内容と共にボーカリストとしての進化を遂げている事は、発売までのタイムラグを十分に埋めているのではないかと思います。

ちなみにCDのパッケージにはBleuの楽曲（『FOUR/AWP EP』と名付けられたB面集的な音源）がダウンロード出来るサイトのアドレスが貼ってあり、このサイトのダウンロード方法も面白い。5人に紹介メールを送ると無料がダウンロード出来るというものなのですが、もちろん購入も可能になっています。金額は好きな金額を支払う事でダウンロードが出来るようになっているので興味がある方はどうぞ（1$〜25$）。
http://www.noisetrade.com/bleu

あのモミアゲも健在でジャケットも可愛い仕上がり。

A Watched Pot

Bleu - "Come 'N Go"