プチ更新【Mステ・Green Day・ありあまる富・スマイル】

昨日のMステGreen Dayは結局「Know Your Enemy」のみの演奏でしたが、BPMを早めたライブバージョンで、楽しめる内容になっていました。Green Dayのライブではお馴染みの光景の、ステージに観客を上げるパフォーマンスもテレビで見ると新鮮に映ったし、生番組の制約ギリギリで楽しめました(あの狂騒の後だったし、時間が押したSPEEDには気の毒でしたが)。あちらこちらで突っ込まれていますが、残念だったのはステージに上がった観客のTシャツがSum 41だった事ぐらいでしょうか。
あと、昨日のMステでは椎名林檎がドラマ「スマイル」の主題歌ありあまる富を歌っていたのが印象に残っています。Gilbert O'Sullivan「Alone Again」Beatlesがアレンジしたかの様な楽曲で、一聴してBeatlesのあのサウンドをベースにして作られている事が分かるのですが、とにかく全てがBeatles風でRingo StarrGeorge HarrisonPaul McCartney流のサウンド、そして歌詞のメッセージ性の強さはJohn Lennonという楽曲。個人的には亀田誠治との仕事がそれ程はまっている様には感じなかった為、今作で椎名林檎がファンと公言していたいまみちともたかを補作・編曲で起用した事はBARBEE BOYS椎名林檎を聴いてきた人にしてみればようやく実現した待望の共演だといえます。この起用がありあまる富では成功を収めていますし、ありあまる富があえて収録されないアルバム三文ゴシップにも期待してみたいと思います。
そしてドラマ「スマイル」はいよいよ佳境。白い春と並び、今クールではそれなりにしっかりと見ているドラマなのですが、小栗旬の鬼気迫る演技も見どころ(来週から多分出ないけど)なのですが、松本潤との関係性も花より男子からの流れで見ると物凄いものがあります(脚本は同じ宅間孝行だし)。正直、「スマイル」は視聴率も良くないですし、世間的には新垣結衣の可愛さだけが目立つ暗いドラマというイメージが強いのですが、普通に楽しめるドラマだと思っています。時間軸を二元化して同時進行している為、何となく展開が読めてしまうというありがちな欠点があるものの、軸はぶれていないのでOKではないでしょうか。そのタイトル通り色々な「スマイル」があって、早川ビトの逃げのスマイルも三島花の感情を表現する手段のスマイルも、伊東一馬の愛想笑いのスマイルも林誠司の不敵なスマイルもまたスマイルで、それぞれのスマイルの着地点を描ききれればこのドラマの評価はグッと上がるのではないでしょうか。