Data Select Partyの『Hanging Out With Humans』を一気に聞いてみる

Data Select Party『Hanging Out With Humans』(ミニアルバム)をアルバムと勘違いして購入したのでご紹介。

聞いてみるとあっという間に終ったので、えらく短いアルバムだなと思ったのですが、よくよく見てみると6曲入りのミニアルバムでした。3月に発売された国内盤が10曲入りだったので、アルバムとすっかり勘違いしていました。国内盤は4曲のボーナストラックが入っているとの事なので、輸入盤が格安だったとはいえ、国内盤を買えば良かったかなと。HPの商品紹介や何がしのネット媒体に詳しく記載があれば国内盤買ったと思うので、この辺はレーベルさん惜しい事しているなあと感じました。
とまあ、愚痴はこの辺で内容にも触れていきます。キャッチコピーとしてData Select Partyは「FoalsThe Raptureの間を飛び越える、キャッチーなミクスチャーサウンド」とあったのですが、概ね間違ってはいないかと思います。自分は聞いていくうちにFoalsの楽曲をArctic Monkeysの様にリズムの意識の強いバンドがカバーしている様なサウンドの印象を受けました。確かにFoalsに通ずる構成力というか、様々な音楽の要素を上手く溶け込ませているのですが、Data Select PartyにはFoalsの様なエキセントリックさは無くて、あくまでもバンドサウンドから大きくはみ出している印象は受けませんでした。ダンスビートというよりもバンドとしてのリズムアンサンブルを強く意識していると思うのですが、若干前のめりながらもバンドとしての高いポテンシャルは感じる事が出来ます。Data Select Partyの面白いところはこの手のバンドとしては珍しく、親しみのあるメロディや合いの手的なコーラスやハンドクラップを携えているところで、これが大きな武器になっていると思いますし、テロテロでピロピロなギターのインパクトに負けないメロディの力は持っていると感じました。『Hanging Out With Humans』を買うキッカケになったのはmyspaceでライブの映像を見た事だったのですが、今回のアルバムもまるでダンストラックを聞いているかのように一気に聞かせるライブ感のある内容で、実際に6曲入りですから短い内容なのですがストレス無くあっという間に聞き終えることが出来ます。
どちらにせよ今回はミニアルバム扱いとの事ですので、好評だったシングル「No Girls Allowed」も収録されているであろうフルアルバムを楽しみにしておきたいと思います。

安いけど6曲入りの輸入盤

Hanging Out With Humans

Hanging Out With Humans

アルバムみたいなミニアルバムの国内盤
ハンギング・アウト・ウィズ・ヒューマンズ

ハンギング・アウト・ウィズ・ヒューマンズ

data select party - the woot, the hot, the hotness

長尺のライブ映像はmyspace
http://www.myspace.com/dataselectparty