2008年の年間ベストアルバムの選出がほぼ終了したのでBEST10を発表

現在、微調整中ですがBEST10は確定だと思うので取り合えず発表。

Circus (Dlx)

1位　Take That 『The Circus』
本国イギリスで驚異的なセールスを記録している脅威のポップアルバムをスルーしている各雑誌はアホじゃないかと思う。2008年度で一番の大衆性とポップネスを兼ね備えた彼等の最高傑作。

Falling Off the Lavender Bridge

2位　Lightspeed Champion 『Falling Off the Lavender Bridge』
2008年度の最優秀シンガーソングライター。元Test Iciclesの肩書きも邪魔くさいこの人が正に2008年の顔。メロディとサウンドの柔らかさはポップシンガーとしての理想形。近々ブレイクするであろうEmmy the Greatとの共演が大収穫。

Dig Out Your Soul

3位　Oasis 『Dig Out Your Soul』
なんやかんや言われていますが、アルバムとしての完成度は高いと思っているし、大多数のリスナーにも受け入れられる大衆性を持ち合わせているわけですから、やっぱり素晴らしい。Oasisのアルバムとしては自分の中では4番目に評価が高い。

STARTING OVER

4位　エレファントカシマシ 『STARTING OVER』
これはもう「笑顔の未来へ」が大きい。人生観に影響を及ぼす曲との出会いはそうはないよ。あと「リッスントゥザミュージック」が素晴らしい。この二曲と「翳りゆく部屋」があって（「俺たちの明日」もあるけど）、そりゃもう良いアルバムになりますよね、必然的に。

Volume One

5位　She & Him 『Volume One』
2008年はこのアルバムをハイでもローでも無いフラットな感じで最も聞いたような気がします。2008年のスタンダードアルバムでありながら末長く楽しめる作品で、密かに色々なサイトで評価が高いのも当然。Zooeyご結婚おめでとう御座います。

Sweat It Out

6位　The Pink Spiders 『Sweat It Out』
このアルバムは後半が非常に素晴らしい。ハードな曲調が続く前半を我慢強く聞かないとその魅力が伝わり難いのが非常に残念。名曲「Settling For You」が大好きな自分ではありますが、アルバムとしても高い評価をプレゼントしたい。

Hey Ma

7位　James 『Hey Ma』
完全無欠の再結成アルバム。メロディにサウンドと歌詞が高いレベルで結実した作品。とどのつまり再結成アルバムとしては文句の付けどころの無い作品で、ユニコーンにもぜひ見習ってもらいたい。

Antidotes (Dig)

8位　Foals 『Antidotes』
2008年度にデビューした数多くの新人バンドの中でもサウンド的に面白いと思ったのはこのバンドくらい。恐らくそれはリズムアレンジの新鮮さと、わりかしポップなメロディとのバランスがしっかりと保たれていたからだと思います。込み入った方向に向かわなければ良いのですが。

Glasvegas

9位　Glasvegas 『Glasvegas』
彼等の持つ静かな過剰さとかねちっこさで好き嫌いがキッパリ分かれると思うのですが、その部分が好きかいえば自分はやっぱり好きなわけでして、まあホント2008年で一番染みたサウンド。

That Lucky Old Sun (W/Dvd)

10位　Brian Wilson 『That Lucky Old Sun』
多分このアルバムのキモはBrian WilsonがBrian Wilsonを客観視して楽しんでいる部分で、全体的にアッサリしているんですがBrian Wilsonのソロ作品の中では一番好きな作品になりそう。

2008年に関わらず、自分の中で意識している価値観が大衆性なわけでして、その辺を選考に当たって考慮したBEST10になりました。ちなみに2008年の年間ベストはBEST50まで選出する事にしました。まあ、大抵の雑誌がAlbumに関してはBEST50ぐらいを公表しているので、対抗していっちょやったろうかと思い立ったわけです。現在BEST50から洩れている次点アルバムも10枚ほどあって、その辺の微調整が終り次第、このブログで順次公表したいと思っています。という事で時間が掛かっておりますがどうかご容赦を。
2008年度年間ベストアルバム【1〜60位のテキストまとめ】はこちらから