Greg Campの『Defektor』はSmash Mouthが心配になってしまうほどの好盤

明日11/1(土)になぜか神奈川県にある米海軍厚木基地でライブを行うSmash Mouthの来日を記念してGreg Campのソロアルバムを取り上げてみる。

Smash Mouthといえば、様々なジャンルのサウンドをポップに混ぜ合わせた陽性のバンドで、数々の映画やサントラに楽曲を提供している事でも知られ、印象に残るカバー曲も生み出しています(彼らの代名詞でもあるThe Monkees「I'm a Believer」のカバーはもちろん、Warのカバーである「Why Can’t We Be Friends」も最高)。
で、そのSmash Mouthから脱退したギタリストGreg Campが、先日ソロアルバム『Defektor』を発表。このアルバムが非常に良い出来で、Greg CampSmash Mouthでも曲を書いていたわけだから、そのソングライティングの能力は周知のものだったものの、これほどポップで風通しの良いアルバムになっているとは嬉しすぎる誤算。もちろん基本的なサウンドSmash Mouthから受け継いだもので、上手くスカの要素を取り入れたりもしているんですが、Smash Mouthからいかがわしい部分を取り除いてポップさを培養させたようなサウンドで、王道で健全なるパワーポップアルバムといっても差し支えないと思います。『Defektor』というアルバムはインストで幕を開け、様々な表情を見せながらも終始ポップな展開で進んでいき、最終曲はインストで締められています。これはまさに映画のサントラの様な展開(ラブコメディやアクション映画にもピッタリな感じ)ともいえるわけで、皮肉というか何というかSmash Mouthの方が心配になってしまうほどの好盤になっています。

そういえばGreg CampPuffyなんかに曲書いたりしてたんだから、もっと日本でも取り上げてあげても良いのになと思います。

Defektor

Defektor

Gina Marieという女性ボーカルが参加した「Wanna Go for a Ride」という曲が良い。というか「Gina Marie」というタイトルの曲もあるくらいだから、非常に重要なポイントになっているのは確か。
視聴はMyspaceからどうぞ↓
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