2000年代後半デビューのイギリスの三大ギターロックバンドを勝手に決定

2000年代はイギリスのギターバンドシーンは凄く盛り上がっていて、2000年代の後半にもイギリスから沢山のギターバンドがデビューしたのですが、2006年以降にデビューして一線で活躍しながらもセールスを保ち続けているバンドって数少ないと思います。Arctic Monkeysは別格にせよ、それに次ぐバンドって日本ではあまり認識されていないような気が。
個人的にはアルバムを定期的に発売し、精力的に活動しながらもセールス的にも落ち込んでいないといえるのは次の3バンドだと思います。
The Kooks(2006年デビュー)
The View(2007年デビュー)
The Courteeners(2008年デビュー)

あっ Kasabianは2004年のデビューだから外しています。ちなみにFranz FerdinandThe Cribsも2004年デビューだから2004年のデビュー組は豊作ですね。
この三バンドはいずれも2014年までにキッチリ4枚のアルバムを発売していて、アルバムのチャートアクションは以下の通り。

The Kooks
2位→1位→10位→?位

The View
1位→4位→14位→9位

The Courteeners
4位→6位→6位→3位

Viewの4枚目のアルバム『Cheeky For A Reason』はインディーズからの発売でしたが、セールス的には落ち込まなかったし、日本でも比較的安定した人気を誇っていると思います。逆にCourteenersは日本での知名度は一番低いと思うのですが、本国ではかなり人気のあるギターバンドで、順調にそのキャリアを重ねていってヘッドライナークラスのバンドに成長していっています。最新作『Concrete Love』でも王道の歌心のあるメロディは健在で、泥臭いけれども洗練されてきたなぁという印象でした。きっとoasisみたいなバンドがいなくなってしまったイギリスで、辛うじてその穴を埋めていっているのだと思います。

そしてKooksの最新アルバム『Listen』は本国での発売がまだなので何ともいえませんが、10位以内に入りそうな気もします。
ちなみに Kooks のアルバムは国内盤を買ったのですが久しぶりに胸がときめいた感じです。ソウルフルでセクシーでいなたい感じが最高で、日本でももっと売れたら良いのに。民族的でブラックミュージックを意識したリズムパターンが印象的ですが、あくまでもギターバンドとしてのバランス感覚が絶妙。それにしてもLuke Pritchardは良いボーカリストになったなぁ。
恐らく今年初めて発売日前に予約して買った洋楽のCDがこのアルバム。それだけ洋楽CDの国内盤のリリースが減ってきているのは確かだし、発売される国内盤にも付加価値が少なくて魅力を感じなくなっていることも理由の一つ。でもKooksの『Listen』は海外のデラックス盤+3曲(シングル「Down」のカップリング)で全18曲入り。通常盤が11曲入りなのでお買い得感はあります。しかもボーナストラックはデモとかリミックスの類いではないので、クオリティ的にも満足。もちろん、収録時間が長すぎるという弊害はあるものの、ここは自信を持って国内盤を推薦。
ということで駆け足で勝手に三大ギターバンドを紹介してみました。もちろん、異論は認めまくりです。

リッスン

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