Paul McCartneyの来日公演を見にいかない人へ

昨日Paul McCartneyを大阪で見てきました。
ちょっとあまりにも圧倒的で上手く言葉に出来ないのですが、生命力に満ちあふれながらも人間離れしたこんなステージをいつかまた経験する事が出来るのだろうかと不安になるほどでした。自分が見た大阪公演に関していえば、パフォーマンスが素晴らしいのは当然として、二日目ということも手伝ってかリラックスなムードもありながらも精力的で、ポールもバンドも調子も良かったのではないでしょうか。
ポールって残され続けた人で、孤独でありながらも世界中の人に愛されているという希有な存在なわけで、とんでもない物を背負わされているのに、それでも折り合いを付けながらPaul McCartneyであり続けている。これはもう人知の及ぶところではない存在なのだなと、改めて感じさせられました。全てを引き受けて、全てに捧げまくって、そしていつまでも続いていく。何よりも嬉しかったのは新作『NEW』の楽曲が、埋もれるどころかハイライトにすらなり得る楽曲としてステージに組み込まれていたこと。
確実にいえるのはエンターティメントに少しでも携わる人はもちろんのこと、音楽が少しでも好きと言える人であれば、グダグダ言う前に見に行った方が良い公演だということ。あくまでも現役なスーパースターなのに人懐っこくてキュート。そんなポールの完璧なステージングにパフォーマンス。無駄なMCも休憩も衣装チェンジもそこには無い。圧倒的な歌の力とポップスとロックンロールを縦横無尽に駆け巡るような演奏に出会えることを保証します。幸い公演がまだ残っていますし、是が非でも遊びにいってください。チケット代なんてどうにでもなるよ。

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