金本知憲選手と城島健司選手の引退に寄せて

久しぶりの更新のくせにプロ野球の話題。金本知憲選手に引き続き、城島健司選手が引退を表明しました。
タイガースファンとしては、両選手の引退に驚きはあるものの、いずれにせよ「らしい」引退といえば引退。素直に受け入れた上で、他球団から新しい血を入れてくれた2人の大選手には心より感謝と労いの気持ちでいっぱいです。でも、まさか城島が小久保と金本と同じ年に引退するなんて思わなかったという人がほとんどではないかと思います。城島の引退が早すぎたことはもちろんですが、2005年に優勝したときに在籍していた赤星も今岡も浜中も桜井も矢野も金本もいなくなったその場所に桧山だけが残るなんて思いもよらなかったです。プロ野球は何が起こるか分からない世界とはいえ、これだけ予想外の野球人生を送る選手が多いとは思いませんでした。
これでタイガースの最年長が桧山の43歳でその下は藤井で36歳。福原と新井が35歳。34歳の小林が退団濃厚だということで、平均年齢が一気に若返る。藤川の移籍やブラゼルの退団は決定的で、他にもFA移籍の可能性がある選手を抱えていることもあり、年俸総額も15億円以上下がる事はほぼ間違いない情勢なだけに、2013年のシーズンは一気に選手の顔ぶれが変わるのだと思います。これだけ急激に世代交代を余儀なくされるケースも珍しいと思いますが、余剰資金を投入するであろう補強の成果に経営陣の能力と責任がハッキリと問われてしまうだけに、来シーズンは色々な意味で厳しいシーズンになると思います。タイガースファン的には次はドラフト。というか今年は7月あたりからドラフトしか心のよりどころがない。いつも上を見ていたプロ野球もいまや下を眺めるばかり。

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