ロンドンオリンピック各テレビ局のテーマソングを考える

巷ではロンドンオリンピックの話題が盛んで、大会自体も盛り上がっていると思うのですが、何よりもロンドンでの開催ということで、音楽とも密接に結びついている大会で、その辺が非常に印象的なオリンピックになっていると思います。実際に開会式なんて今までのオリンピックの開会式とは比べものにならないほど身近で楽しむことが出来ました。
そりゃあ、UnderworldDanny Boyleだし、イギリスの音楽史を総括するような選曲だったし、Arctic Monkeys出てくるわ、 Paul McCartneyの声はしっかりでてるわ、単なる開会式ではなくエンターテイメントとしても一流だったと思います。ちなみにロンドンオリンピック公式テーマソングは新作の『The 2nd Law』の発売も迫ってきたMuse「Survival」
日本に目を移すとワールドカップ同様に、テレビ各局が独自のテーマ曲で大会を盛り上げています。一応日本選手団テーマソングとしてはJOC公式オリンピック日本代表選手団テーマソングとして「強く美しく」という曲があって、KYOKO☆という歌手が歌っているのですが、一般的な知名度は無く耳にする機会もあまり無い為、残念な感じになっています。
やはり鉄板はNHKいきものがかり「風が吹いている」で、あっちこっちのお茶の間で風が吹きまくっている状態だと思います。
テレビ東京小林武史大沢伸一のユニットBradberry Orchestra(ブラッドベリイ・オーケストラ)がヴォーカリストとしてスガシカオクリスタル・ケイSalyuを迎えて制作した「Physical」という楽曲がテーマソングで、豪華な参加メンバーもあってシッカリした楽曲の印象が残ります。
フジテレビはSuperfly&トータス松本という究極に歌うまな2人がデュエットした楽曲「STARS」。楽曲をトータス松本、アレンジを蔦谷好位置が手がけるという豪華な布陣ですが、個人的にはシッカリ真面目に作り込みすぎかなという印象。決して悪くはないのですが。
日本テレビはキャスターが櫻井 翔で、楽曲も嵐の「証」24時間テレビも控えており、当然ですが嵐推し。
TBSはSMAP「Moment」でこの曲は山口一郎(サカナクション)が制作を手がけており、反則なぐらいサビが印象的でオリンピックのテーマソングとしては、一番マッチしている楽曲だと思います。それにしても最近のSMAPの楽曲は高クオリティだし、恐ろしく枠を超えまくった作家の起用が目立っていて、プライドと底力の強さを感じさせます。前山田健一からBAWDIESなんて起用はSMAPじゃないと実現出来ないと思います。
最後にテレビ朝日福山雅治の「GAME」ですが、何故だかあまり印象に残っていません。
以上各局テーマソングを駆け足で。Arctic Monkeysの「Come Together」が音源化がされることと金メダルを願って。

強く美しく

強く美しく

Arctic Monkeysの「Come Together」はこのアルバムに収録されますね↓
Isles Of Wonder: Music For The Opening Ceremony Of The London 2012 Olympic Games

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