波長をずらしました

皆さん昨晩のクイズ☆タレント名鑑はご覧になりましたか？ガチ相撲トーナメントはバラエティと格闘技好きには堪らない企画です。一応クイズ番組の体裁を取ってはいますが、総合格闘技×相撲×バラエティ番組として非常に密度の濃い内容になっています。以下雑感。
基本的にこの企画マッチメイクが秀逸です。全ての対戦にストーリーを持たせているのが凄い。ボビー・オロゴンとダンテ・カーヴァーの勝った方がオスマン・サンコンになれる黒人タレント枠対決（白戸家対決）などの分かりやすい対決や、相撲バトルロワイヤルでの勝者であるアントキの猪木に予選には参加していない春日とのマッチメイクなど、色々と趣向を凝らしてあります。で必死に予選を勝ち上がったボビーの一回戦の相手がアリスター・オーフレイム。この辺の流れも良く出来ています。個人的にはミノワマンが若麒麟との対戦の前にウルフマン（元力士若麒麟の事を指して）の超人パワーは80万パワーだから、自分の方が95万パワー（漫画のキン肉マンの設定は95万パワー）で15万パワー勝っているという激白と、柳龍拳が菊田早苗（当日になって怪我で欠場したヴァンダレイ・シウバの代役）に負けた時に言い放った「彼　波長をずらしました」には心底楽しませて頂きました。
惜しむらくはアリスター×若麒麟という流れにならなかったのと最後に曙×アリスターが見れなかったというところ。そして、この番組が秋場所の千秋楽の夜の放送だった事も奇遇ではないと思うし、琴奨菊の大関昇進という久し振りの明るいニュースがあった大相撲の復興に一役買う事になるのではないかと、割と真剣に思っています。次回も楽しみ。