『The Greatest Day - Take That Present: The Circus Live』を聞く

現在のTake Thatの最大限の魅力が詰まった充実の1枚『The Greatest Day - Take That Present: The Circus Live』をご紹介。内容に関しては説明不要な必聴ライブ盤としか言い様が無い一枚で、今年発売された数々のライブ盤の中でもトップクラスの出来栄えです。Wembley Stadiumでのライブの模様を納めたDisc1とAbbey Roadでのセッションが収録されたDisc2の二枚組で、Disc1は選曲も最新作『The Circus』を中心としながらも新旧織り交ぜた近年のベストといえる内容で聞き応えも十分。一ヶ月に渡るツアーで65万人を動員したという世界最大規模のライブなだけに、まさに脂がのりきったライブといった印象で、観客とアーティストのテンションが最大限に高まっているのを感じられる内容。Abbey Roadでのセッションもリラックスしたムードとはいえ、オーケストラを導入するなど気合の入ったもので録音の状態も良い。特筆すべきは大名曲「Shine」のアコースティックバージョンで、このバージョンの為に買っても損はないでしょう。
2008年の11月に発売された『The Circus』自体が未だにUKチャートの100位以内に居座り続けるというロングヒットを飛ばしており（記憶が確かなら一回もチャート圏外に落ちていないんじゃないかな）、ヨーロッパで220万枚以上を売り上げている、まさにモンスターアルバムになったわけですが、日本では相変わらず音沙汰無し（一応15,000枚くらい売れているようですが）。今回のライブアルバムキッカケでも何でも良いので、兎に角オリジナルアルバムを聞いてみて頂きたいものです（そして国内盤も早く発売するように）。昨今のTake Thatを無視するというのはBeatlesのリマスター盤を無視するのと同じくらい罪深い事だと思うんですけどね。
ちなみに当ブログでは2008年の年間ベストアルバムに『The Circus』を選出。ベタ中のベタで当然の選出だと思ったのですが、1位にしたメディアは見かけなかったなー。

The Greatest Day: Take That Present the Circus Live

出来れば映像も（amazonではリージョン1表記になっているので注意が必要かも）

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実に金も掛かっている豪華なショー

そして来年はいよいよ、あの男がカムバックしてのアルバムが作成される可能性も高まってきたわけですが、もしそうなれば恐ろしい盛り上がりを見せる事は間違い無いけど、今のTake Thatの絶妙のバランスが崩れないかだけが心配。