Lyme-Records的MVPは星野智樹投手

日本シリーズ終了。方々で叩かれているように最終戦は原監督の采配ミス。本人の意向なのかベンチの指示かは分かりませんが、上原投手がベンチ入りしてもいなかった事が疑問で仕方が無い。内海投手を早めに見切る予定があったのならば、先発投手を一人でもベンチ入りさせておくべきだし、押さえの経験も十分な上原投手以外にその役目を果す選手はいなかったと思うのですが。中二日の疲労度(といっても52球しか投げていない。ちなみに涌井投手は101球投げている)や、もしかしたら怪我があったのかもしれないのですが、その時点でチームとしてのまとまりや勝負に賭ける気持ちの点でジャイアンツは明らかに西武ライオンズに劣っていたように感じる。原監督は越智投手を責めずに攻撃陣に苦言を呈したようですが、もちろん、7試合中5試合(7回2/3イニング)に投げ、121球を投げた越智投手は責めれないのは当然として、結果論を承知で言わせて貰えば、6回から上原投手投入か8回の頭から豊田投手か山口投手(もしくは順序逆で8回が越智投手)でいけば2-1で逃げ切れていた可能性が高い試合だったと思います。今はただ、今年登板過多だった越智投手の今後が心配なのと、巨人での花道になるはずの登板がなかった上原投手に残念な気持ち。一方西武ライオンズにはラッキーボーイ的な平尾選手と岸投手が現れ、定石通りに短期決戦の戦い方をして勝利したと思う。第六戦の9回まで岸投手を引っ張った渡辺監督の采配は見事でした(ほとんどの監督が9回はグラマン投手を選択すると思う)。あと個人的には、地味ながら星野投手の存在が大きかったと思います。あの投手はセリーグの左バッターは確実に打てません。そんな星野投手が第七戦の勝利投手になった事を嬉しく思いながら、今シーズンの終了です。