Dizzee Rascal の「Dance With Me」におけるCalvin Harrisの功罪
Dizzee Rascalのアルバムにはいつも期待しながらも肩透かしを喰らう印象があったんだけど、このポップ路線は支持したい。Arctic Monkeysの楽曲に参加した時の事を考えても、彼の速射砲の魅力を最大限に活かすには外部の血が最も有効なんだろうけど、この曲がUKチャートの1位を取ってしまった事で、逆に立ち位置的には難しくなってしまった印象。Calvin Harrisと手を組む事でDizzee Rascalの新たな魅力が最大限発揮されているわけだけど、本人からしてみれば悪魔に血を売った感覚なのだろうか?この曲の様なポップ路線はこの一枚限りらしい。
- 作者: Dance With Me
- 発売日: 2008/07/01
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それにしても、Calvin HarrisはRoisin Murphy、Kylie Minogueのプロデュースから数々のリミックスワーク(Jamiroquai「Canned Heat」「"Stillness In Time" (for Radio 1 Established 1967 compilation)」、All Saints「Rock Steady」、Groove Armada「Get Down」、CSS「Let's Make Love and Listen to Death From Above」、The Ting Tings「Great DJ」、Cut Copy「Hearts On Fire」、Sophie Ellis-Bextor「Off And On」、Primal Scream「Uptown」)とソロアルバムの充実振りから考えても旬のアーティスト兼プロデューサーである事は疑いないですね。
- アーティスト: Calvin Harris
- 出版社/メーカー: Almost Gold
- 発売日: 2007/07/10
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